5日(木)関東平野部で再び積雪の可能性も
5日(木)は30日(金)と同じような気象状況
先週の金曜日と同じように、寒気に覆われている中で、南岸低気圧が通過していきます。これは関東で雪が降る典型的なパターンです。
関東で降水が始まるタイミングは5日(木)朝と予想されていますので、都心を含めた関東の雪や雨の予想を3時間ごとに詳しくみていきましょう。
5日(木)3時間ごとの天気分布(3日朝の予想)
先週の金曜日と同じく、今回も木曜日の午前6時~午前9時頃にかけて、ちょうど朝の通勤時間帯に関東の平野部でも南部や西部から雪や雨が降り出す予想です。都心や横浜、千葉など、沿岸部ではみぞれや雨の所もありますが、多くの所は雪で降り出す予想です。
上空の寒気は強いので、都心でも雨よりは雪やみぞれで降り出す可能性の方が大きいと思われます。なお、山梨や長野など甲信地方は完全に雪です。
関東の全域で雪や雨となるでしょう。千葉県や茨城県など、沿岸部では雨が主体ですが、内陸にいくほど雪となる予想です。なお、都心やさいたま市あたりはみぞれの予想ですが、この時間はまだ雪が主体とみておいた方がいいでしょう。昼前には、関東の平野部でも積雪する所が出てくるかもしれません。なお、山梨や長野など甲信地方は引き続き、雪です。
低気圧が関東の南を18時頃に通過する予想で、昼過ぎ~夕方頃にかけて降水がピークとなる予想です。低気圧が近付くとともに上空には相対的に暖かな空気が流れ込むため、計算上は、午後から関東平野部では雨に変わる所が多い予想です。しかし、上空1500m付近の気温は先週の金曜日よりも低いまま経過する予想となっており、今回の方が午後にかけても雪が長引く可能性があると言えます。低気圧に伴う降水量は10~20ミリ程度が予想されていますので、午後も雪のまま降り続く所では、平野部でも計算上は内陸を中心に5~10センチ前後の積雪となってもおかしくありません。
防災上は雪のまま降り続いてしまう可能性をある程度見込んでおいた方がいいと言えるでしょう。
なお、木曜日の帰宅時間には降水の峠をだんだん越えてくる予想ですが、低気圧が抜けても日本海から進んでくる強い寒気の影響で、なかなか降水が終わらない可能性もあります。
こちらは翌日6日(金)朝の天気分布予想ですが、低気圧に巻き込む降水帯がこの頃までしつこく残ると計算されています。この予想通りになると、平野部でも北部を中心に、金曜日の午前中まで雪や雨が残る可能性がありそうです。
今回の南岸低気圧は?
今回も先週と同様に強い寒気場の中に低気圧が進んでくるので、木曜日の降り出し~午前中は雪の可能性が非常に大きいと言えます。しかし、午後の降水種別はやはり、低気圧のコースや上空への暖気の入り方、地上風の吹き方など、わずかなブレにより、雪になったり雨になったりするので、非常に難しいです。
上記は、3日朝の時点の予測資料をもとに予想していますので、今後気象庁から発表される降雪予想など、なるべく最新の情報をチェックするようお願いします。