熱帯低気圧発生~台風1号に発達するか?~
けさ(26日)9時、熱帯低気圧が発生
フィリピンの西、南シナ海で雲域がまとまってきており、気象庁による解析で、けさ9時、熱帯低気圧が発生しました。
現在、南シナ海の海水温は30℃前後もあり、今後この熱帯低気圧が発達し、もし台風となれば、発生が遅れている今年初めての台風(1号)ということになります。
気象庁の予想では台風までは発達しない?
気象庁の今後の予想では、この熱帯低気圧はあまり発達することなく、ほぼ今の勢力を維持しながら北上し、あす27日(金)には中国大陸に接近する見込みです。
その後、中国大陸に上陸し、衰弱するような予想となっています。
しかし、熱帯低気圧として消滅したとしても、中国大陸に持ち込まれた暖湿気が東寄りに進み、梅雨前線に吸収されたあと、日曜日にも活発な雨雲に姿を変えて西日本に流れ込んでくる可能性があるため、注意が必要です。
JTWC(米軍合同台風警報センター)の予想では台風まで発達?
一方、JTWCがきょう15時に発表した情報では、この熱帯低気圧に対してHIGHという情報を発表しています。これは監視対象であり、今後24時間以内に発達するか、もしくはすでに発達が始まっているということを表しています。
つまり台風の発生時期が近付いているとも言える情報です。
今後、この熱帯低気圧が発達するのか否か?要注目です。
台風1号の発生はすでに6番目に遅い
1951年の統計開始以来、台風1号の遅い発生日時は以下の通りです。
1位1998年7月09日
2位1973年7月02日
3位1983年6月25日
4位1952年6月10日
5位1984年6月09日
今年はこれに次ぐ、すでに6番目に遅い状態となっています。