Yahoo!ニュース

台風6号は北海道東部に接近か。また今後発生予想の台風(7号)にも要注意。

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風6号の他、フィリピンの東に熱帯低気圧の雲(気象庁HPより)

台風6号は北海道東部を目指し北上へ

台風6号は北海道の東部へ近付く予想(12日午前9時現在)
台風6号は北海道の東部へ近付く予想(12日午前9時現在)

台風の最新情報(気象庁発表)

台風6号は小笠原諸島(父島)の東1000キロ以上離れた所を北上しています。

今後は日本のはるか東にある高気圧が勢力を強めるため、徐々に西寄りに押されながら北上し、あさって14日(日)夜~15日(月)にかけて、北海道の東部付近へ近付く予想です。

台風6号は当初の予想より発達することはなく北上しており、今後も目立って勢力を強めることはなさそうですが、北海道の東部では雨や風が強まり、一時的に荒天に見舞われる恐れがあります。

台風は比較的コンパクトで、暴風域も持たないまま北海道の東部付近へ進む予想となっており、今のところ、札幌や新千歳空港など、北海道の西側には大きな影響は出ない予想コースとなっています。

ただ今後も最新の進路予想や荒天予想にご注意下さい。

また関東以北の太平洋側では、土用波にも注意が必要です。

今後発生予想の台風(7号)にも要注意

フィリピン東の熱帯低気圧は台風へ発達する予想(12日午前9時)
フィリピン東の熱帯低気圧は台風へ発達する予想(12日午前9時)

フィリピンの東海上で昨日11日、熱帯低気圧が発生し、気象庁の予想では今後24時間以内にこの熱帯低気圧は台風へ発達する見込みです。

もし発生するれば台風(7号)ということになりますが、この台風(7号)は来週にかけて日本の南へ北上し、その後日本の天気に大きく影響を与える計算もあるため、発生後の気象庁の進路予想には十分ご注意下さい。

またもし台風(7号)が発生すれば、台風2号が7月24日に発生してからわずか20日間程度で6個目の台風が発生することになり、かなりのハイペース状態となりそうです。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

杉江勇次の最近の記事