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沖縄付近で間もなく台風(13号)発生へ

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
沖縄付近の熱帯低気圧は急速に発達中(気象庁HPより)

台風(13号)が発生し、沖縄や奄美へ

台風13号が発生し、沖縄や奄美へ(6日午前3時)
台風13号が発生し、沖縄や奄美へ(6日午前3時)

最新の台風情報(気象庁HP)

また日本付近で新たな台風が発生しそうです。

昨夜(5日)、沖縄付近で発生した熱帯低気圧が急速に発達しており、間もなく台風(13号)へ変わる見通しです。今回の台風はその発生場所が宮古島のすぐ北の海上と予想されており、台風はきょう(火)の夕方から夜にかけて、早くも沖縄本島へ最も接近し、その後、あす(水)朝にかけて奄美地方へ接近する見通しです。

台風は発達しながら沖縄や奄美地方を通過するため、急激に天候が悪化する恐れがあり、暴風や大雨などの他、空や海の便など、交通機関の乱れにも注意が必要です。

本州付近でも大雨の恐れ

7日(水)正午の天気図と雨雲予想(6日0時の時点)
7日(水)正午の天気図と雨雲予想(6日0時の時点)

沖縄付近で発生する台風(13号)は、あすにかけて西日本の南海上へ進んでくる予想です。その後は台風が発生したあとの進路予想によりますが、今のところ、本州の南海上を東進する可能性が高いと思われます。

この台風が本州付近へ湿った空気を送り込み、本州付近の前線の活動を活発にし、また台風とは別の低気圧が本州付近で発生する可能性もあります。

今後、沖縄や奄美ではあすにかけて、本州付近ではあすからあさってにかけて、大雨や強い風などに注意、警戒が必要となりそうです。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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