台風１３号発生。あさって（木）には関東接近へ？
台風１３号発生。本州南岸～関東接近へ？
きょう（６日）午前９時、宮古島のすぐ北の海上で台風１３号が発生しました。
今後は発達しながら北東方向へ進み、きょう（火）夕方から夜にかけて沖縄本島に最も接近した後、あす（水）明け方にかけて奄美大島付近を通過する予想です。
先日の台風１２号もそうでしたが、沖縄近海で台風が発生することはよくあります。しかし発生した台風がすぐに沖縄本島や奄美大島に接近することは比較的珍しいことです。沖縄や奄美は今後、時間とともに大荒れとなる予想で警戒が必要です。
台風１３号は奄美地方を通過した後、あす夜にかけて四国沖に進み、その後、予報円の真ん中を進むと、あさって（木）には関東の南岸を通過する予想です。また関東の東へ抜けた後は、温帯低気圧に変わり、三陸沖へ進む予想となっています。
今の太平洋高気圧や偏西風などの状態から、東海や関東など、陸地へ大きく進入して進む可能性はあまり高くないと思われますが、もし北寄りのコースを通れば、東日本や東北でも大荒れとなる可能性がありますので、警戒が必要です。
またこれはもしもの場合ですが、仮にこの台風１３号が上陸するようなことがあれば、これで台風９号、１０号、１１号、１２号、１３号と５個連続で上陸することになり、これは統計史上初めてのこととなります。
秋雨前線と台風は典型的な大雨セット
予想天気図をみると、あすにかけて台風１３号は本州の南海上を進む予想ですが、本州付近には秋雨前線が長々と発生する予想です。
この台風と秋雨前線のセットは過去に幾度となく大雨を降らせてきた典型的な形です。なぜなら台風からの湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となってしまうからです。
あすは台風から離れた四国、近畿、東海で大雨の恐れがあり、雨雲の動き次第では関東や東北地方でも雨脚が強まることが予想されます。
また台風の北東側（ちょうど四国～関東）というのは大気の状態が非常に不安定となりやすく、過去に竜巻などの突風が多く発生しているデータもあります。
台風が離れて通る場合でも、大雨や落雷、突風などに十分な警戒が必要です。
