南岸低気圧の最新予想は？

３連休に本州付近を進む予想の南岸低気圧は、次第に本州の南を離れて通る予想に変わってきており、この低気圧に伴うまとまった降水域（左図青色部）も、主に日本の南海上を離れて通る予想に変わってきました。

ただこの低気圧の北側（東海沖あたり）に、別の小さな低気圧が隠れている模様で、この影響により関東甲信地方には比較的まとまった降水域がかかると計算されています。

また雨で降るか、雪で降るか、おおまかな予想の目安になる上空約１５００mの０℃ラインは、これまでより少し関東地方に引き込まれるような予想となっており、引き続き、雨か雪かは微妙な状況です。

８日（日）～９日（月・成人の日）の天気分布予想

８日（日）夕方に関東や東海の沿岸部に雨雲がかかりはじめ、夜にかけて関東甲信地方に大きく広がる予想です。

白い部分が雪になると予想されているところで、山梨や長野の他、東京の奥多摩から埼玉の秩父地方、群馬や栃木の山沿い方面で雪が予想されています。

なお、東京都心をはじめ、関東の平野部ではおおむね雨の予想です。

８日（日）夜遅く～９日（月）未明にかけても同じような状況が続き、山沿いでは雪になるため、積もる所も出てくるでしょう。

一方、関東の平野部では、引き続き、雨の予想ですが、もし寒気の引き込みが強まったり、降水現象が強まったりすれば、内陸を中心に雪の混じる所も出てくるでしょう。雪として降る可能性も否定は出来ません。

降水のピークは９日（月）明け方までと予想され、その後、朝にかけて、雨や雪の範囲は東北の太平洋側に移る予想です。

降水域の動向によっては、関東でもしつこく昼頃まで降水の残る所があるかもしれませんが、今のところ、日中は次第に晴れ間が戻り、北風は強いものの、気温は１５℃近くまで上がる予想です。

９日（月・成人の日）は日中回復し、気温が上昇？

成人の日の日中は天気が回復し、雲が多いながらも晴れ間がのぞく予想で、いまのところ東京は１４℃まで上がる予想です。予想通りならば、成人の日の最高気温としてはかなり高い方で、２０００年１５．４℃以来の高温となるかもしれません。

予想幅の高い方では１６℃位まで上がる可能性も予想されています。

過去、成人の日の１４℃以上は、６回しかありません。（東京・１９４９年以降）

１９５７年２０．１℃

１９７８年１６．３℃

１９８４年１４．６℃

１９８８年１４．５℃

１９９６年１９．９℃

２０００年１５．４℃

今年の成人の日は、雨が降るのか？雪が降るのか？またどこまで気温が上がるのか？難しい天気です。

＊タイトルの一部を変更しました。（７日午前３時）