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クラシックとの融合で新たな挑戦。NEWS『四銃士』発売記念プレスイベント。

杉谷伸子映画ライター

11月25日に自身初のDVDシングル『四銃士』をリリースするNEWS小山慶一郎加藤シゲアキ増田貴久手越祐也)が、新曲の指揮・総編曲の西本智実を迎え、プレスイベントを開催。NEWSと西本のトークセッションに続き、西本が芸術監督兼首席指揮者を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラ57名とともに『四銃士』を披露した。イベント後にはNEWSの囲み取材も行われた。

トークセッションに先立ち、「NEWS改め、四銃士です」と加藤が挨拶すると、「どうも四銃士です。笑うところです(笑)」と増田が続けたり、コメント中の加藤が噛むとすかさず3人がツッコんだりと、和気あいあいのなか、新曲への意気込みを語った。

歌を聴かせられるグループならでは

「クラシックとの融合ということで新しいことにチャレンジさせていただいた」(加藤)という『四銃士』は、S・ラフマニノフ『パガニーニの主題による狂詩曲』が原曲。その世界観は映像作品としてリリースすることで、より独立して色濃く出していけるのではということでのDVDシングルという形態だ。

「NEWSは歌を聴かせられるグループということで、新しい分野を一緒に作るのならこの曲だとインスピレーションがありました」「何か新しいことに一歩踏み出すというのは相当なエネルギーが要ることです。そういった強さが、この曲とぴったりきたんですね」と、原曲を選んだ理由を明かした西本。国際的に活躍する西本の元にはすでに、海外のクラシック関係者からも「出来上がったらすぐに送ってくれという話がどんどん来ております」という。

「ゲームの音楽はクラシックをベースにしたものがほとんどなので、ゲームの世界に入ったような感じでワクワクして歌わせていただいております」というゲーム好きの手越は、歌い方にもかなりこだわり、「ポップスとオーケストラならではの壮大なオケに乗せた歌い方というのは、音楽ディレクターとかなり相談しましたね。自分らしさも残しつつ、オーケストラに一歩寄って。いい着地点を見つけられたのではと思います」と自信をのぞかせていた楽曲。

「歌うたびに、どんどん好きになる。聴くたびに違う発見があって、曲のパワーを感じながら歌わせてもらっています」(増田)、「(オーケストラのパワーが)エネルギッシュですよね。生の力っていうのもありますし、そういうところと掛け算ができるっていうのが嬉しいですね」(加藤)とメンバーがそれぞれ語るとおり、オーケストラの生演奏で歌われる楽曲のエネルギーは圧倒的なだけに、「僕たち、これからライブでこの曲をどうやっていくのか、ライブでどこに置くのかということもかなりポイントになってくると思います。来年は僕たちも、ファンの皆さんにも見ていただけるような環境を作りたいなと思っています」(小山)という彼らの意欲が頼もしい。

囲み取材では、本作の「MVの中で手越さんが見せるウインクが衝撃」という加藤の言葉を受けて、取材陣から手越にウィンク8連発がリクエストされる一幕も。今年のライブツアー最終日の囲み取材時と同様に抵抗しながらも、結果、見事にやりきり、「いや、やっぱり心強いな」と小山を感心させたアイドル魂とメンバーそれぞれの魅力があいまって、来年もますますファンを楽しませてくれそうだ。

NEWSのDVDシングル『四銃士』は11月25日発売

映画ライター

映画レビューやコラム、インタビューを中心に、『anan』『25ans』はじめ、女性誌・情報誌に執筆。インタビュー対象は、ふなっしーからマーティン・スコセッシまで多岐にわたる。日本映画ペンクラブ会員。

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