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「条件が整えば内山とも戦ってみたい」 前WBA世界Sフェザー級王者ハビエル・フォルツナ インタヴュー

杉浦大介スポーツライター

Photo By Ryan Hafey / Premier Boxing Champions

11月12日 フィラデルフィア

スーパーフェザー級ノンタイトル10回戦

元WBA世界スーパーフェザー級王者

ハビエル・フォルツナ(ドミニカ共和国/26歳/31勝(22KO)1敗1分)

判定(96-93x2, 95-94)

オマー・ダグラス(アメリカ/25歳/17勝(12KO)1敗)

ダウンを挽回しての判定勝利

ーー6月にジェイソン・ソーサに敗れてタイトルを失ったけど、カムバックロードを歩んでいる。再起2戦目となったダグラス戦をどう自己評価する?

JF:彼の左フックを浴びてダウンさせられたことには少し驚かされました。パンチを放つときにガードを忘れるというミスを犯してしまった。ただ、すぐに立ち上がり、王者らしく最後まで戦い抜くことができたと思います。

ーーダグラスはこれまで17戦全勝のプロスペクト。厳しい相手だった?

JF:僕はただ常に強い相手と戦いたい。ベストのボクサーと試合がしたい。それだけです。

ーー判定は心配ではなかった?

JF:最終ラウンドにはセコンドに攻めていけと告げられたんです。自分的には採点は接っているとは思わなかったけど、トレーナーの言葉を聴き入れて前に出て行った。そして10ラウンドに相手をKO寸前まで詰めることができました。

ーー君が属するスーパーフェザー級には多くの強豪が揃っており、その中には日本人ファイターも含まれる。前WBA王者の内山高志をどう見ている?

JF:内山は良いファイターですね。ただ、内山は彼をKOしたパナマ人ファイターとの再戦が決まったと聴きました。彼にとってはその試合が勝つことが大事。ただ、お金などすべての条件が整えば、戦ってみたい選手ではあります。

ーー元WBC王者の三浦隆司は?

JF:パワー、強さの話ばかり聴きますが、三浦はしっかりとしたボクシングスキルも備えている選手。常に前に出てくるという点でも好感が持てますし、適応能力もあるファイターだという印象です。

ーーハイレベルの階級で最も戦ってみたい選手は?

JF:スーパーフェザー級のベストファイターはやはりソーサだと思います。今日、モンテカルロでソーサが防衛(ステファン・スミス(イギリス)に判定勝ち)を飾ったと聴きました。彼とリマッチがしたいですね。

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スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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