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セビーリャが注目される理由と、清武弘嗣への期待

杉山茂樹スポーツライター

新シーズンを迎えた欧州で、セビーリャは一番の注目チームになる。新監督に就任したのは、アルゼンチン人で前チリ代表監督のホルヘ・サンパオリ。

サンパオリ率いるチリ代表は、2014年ブラジルW杯の決勝トーナメント1回戦で、ブラジルにPK負けした。惜しかった。だが、大健闘というほどではなかった。

チリはその4年前、2010年南アW杯でも決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦している。結果は0−3。2大会連続でブラジルにベスト8入りを阻止されたわけだが、惜しいと感じたのは、こっちの方になる。

2010年南アW杯、チリは優勝したスペインと、ブラジル戦の3日前にグループリーグ最終戦を戦っていた。なにより、この敗戦が惜しかった。優勝したスペインを向こうに回し、チリは試合を優位に展開。ところが、GKクラウディア・ブラボが、味方からバックパスされたボールを蹴り返す際に、ピッチに足を滑らせてしまう。それが、スペインFW、ダビド・ビジャへのアシストとなり先制点を献上。さらに赤紙退場者を出すハメに。10人での戦いを余儀なくされた結果、1−2で敗れた。チリは好感度という点でスペインに勝っていた。

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スポーツライター

スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、プレスパス所有者として2022年カタール大会で11回連続となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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