Yahoo!ニュース

柴崎岳は「日本のイニエスタ」ではなく「日本のデルピエーロ」に

杉山茂樹スポーツライター
写真:岸本勉/PICSPORT

先日発表されたJリーグベスト11。クラブW杯準優勝の鹿島からは昌司源ただ一人の選出に留まった。それとこれは別物とはいえ、クラブW杯後に発表されたとなると、選ばれた11人の顔ぶれが、間の悪い色褪せたものに見える。

現時点で最も輝くJリーガーとなれば、柴崎岳で衆目は一致するだろう。クラブW杯決勝で、レアル・マドリー相手に挙げた2ゴールは、他のJリーガーには真似できそうもない、まさにスーパーゴール。MF、パッサーと言うより本格派ストライカーを連想させる、叩き出した感の強い迫力満点の2発だった。

「日本のイニエスタ」と報じた欧州メディアもあったとか。しかし、こちらは、彼に対してイニエスタではなく、デルピエーロを連想する。前々回のメルマガでも述べた通り、欧州でプレイしたいと考えるならば、デルピエーロを目指すべきだと思う。そうなれる可能性を秘めていると思う。

両者は何が違うのか。

この記事は有料です。
たかがサッカー。されどサッカーのバックナンバーをお申し込みください。

たかがサッカー。されどサッカーのバックナンバー 2016年12月

税込550(記事4本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
スポーツライター

スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、プレスパス所有者として2022年カタール大会で11回連続となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

杉山茂樹の最近の記事