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”甲子園V”大阪桐蔭のレギュラーに「ホークスJr.」出身選手が3人もいた!

田尻耕太郎スポーツライター

主将に、エースに、中軸に!

25日、夏の甲子園は決勝戦が行われ、大阪桐蔭高校が4対3で三重高校を下して2年ぶり4度目の優勝を飾った。

ところで、この夏の覇者のレギュラーに、福岡ソフトバンクホークスのジュニアチーム出身選手がいたのはご存知だろうか。しかも3人も! キャプテンで「1番レフト」の中村誠選手、主軸で「3番サード」の香月一也選手、エースピッチャーの福島孝輔選手である。

中村選手は今夏2ホーマーを記録。決勝戦でも1点を追いかける7回に逆転タイムリーを放つ活躍を見せた。香月選手は2回戦の明徳義塾高校戦で先制の2ランアーチを右翼スタンドに叩き込んだ。高校通算30発以上を誇る強打の左打者だ。福島選手はホークスJrの頃は捕手だったが、高校入学後に投手となり、強豪大阪桐蔭高校で背番号1を背負うまでに成長した右腕。決勝戦でも完投して胴上げ投手となった。

試合直後、テレビインタビューを受けた中村キャプテンと福島選手はうれし涙を何度も、何度も拭った。中村キャプテンは「最高です!」と喜びを爆発させ、福島選手は「背番号1は凄い先輩たちがつけてきた番号。最初は自分でいいのかという思いもあったが、恥じないようなピッチャーになろうと思った」と話した。見事に全国王者のエースピッチャーとなった。

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関連リンク:2008年福岡ソフトバンクホークスジュニアチーム選手一覧

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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