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史上初V4見えた! ホークス2軍、最大7.5差追いつき首位タイに浮上

田尻耕太郎スポーツライター

若鷹、カープと並んだ

【8月19日 ウエスタン公式戦 ホークス2-1タイガース 鳴尾浜】

ようやく「指定席」に辿り着いた。ホークス2軍が19日のタイガース戦(鳴尾浜)に2対1勝利。今季成績を52勝31敗7分とした。これでこの日試合のなかったカープと勝敗数が並び、ウエスタン・リーグで両チームが首位に並んだ。

昨季までウエスタン・リーグを3年連続で制覇したホークス。しかし、今季はカープの独走を許し、7月上旬には今季最大7.5ゲーム差をつけられていた。

8月打線好調で11勝3敗

8月4日~6日には直接対決3連戦を戦った。ここでホークスが3連勝。5.5差が一気に2.5差へと縮まった。ホークスは8月、11勝3敗と好調。投手陣にはもともと定評があったが、ここにきて打線が絶好調。14試合で19本塁打と破壊力を見せつけている。

今季の残り試合はホークスが最大24試合、カープが同30試合。「最大」とつくのは、今季のウエスタン・リーグでは中止の振替試合は実施されないためである。

ラスト「雁の巣」で直接3連戦が

今季最終カード(9月25日・金~27日・日)に両チームの直接対決3連戦が予定されている。現時点ではここまで優勝争いがもつれ込む気配だ。しかもホークス2軍本拠地・雁の巣球場のラスト試合にもなる(来季から筑後市に移転)。

ホークスが優勝を決めれば、ウエスタン・リーグ史上初の4年連続リーグ優勝となる。果たして、どんなドラマチックな結末が待っているのか――2軍のリーグ戦も注目してみると、プロ野球がさらに楽しめる。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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