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高橋純平が2度目実戦で初勝利! 3回無安打、146キロ

田尻耕太郎スポーツライター

「今度は満員のドームで投げたい」

【6月7日(火) ウエスタン・リーグ ホークス3-1ドラゴンズ ヤフオクドーム】

3回好投の高橋
3回好投の高橋

2度目の実戦登板となったホークスドラフト1位新人の高橋純平が勝利投手となった。6月7日、ウエスタン・リーグのドラゴンズ戦(ヤフオクドーム)の4回から2番手で登板し、3回を無安打無失点に抑え、最速146キロの直球を中心に3三振を奪う好投を演じた。

試合後には「緊張しました。でも、今日は前回の初登板よりもイニングが1つ増えて、しっかりとゼロに抑えることが出来たのはよかったです」と振り返った。しかし、口をつくのは反省の弁。「フォアボール1つが余計だったし、イニングを重ねると球が上ずった。自分ではそんな意識はなかったけど、倉野コーチからはバテが見えたと言われました。今後は暑くなっていくし、体力をもっとつけて行かないといけない。課題です」。あくまで“上”を見据える19歳は、表情を引き締めなおした。

初の本拠地「きれいだった」

「前回よりも良かった」
「前回よりも良かった」

ヤフオクドームで投げたのはもちろん初めて。「すごくきれいな球場。ここで投げるチャンスをくれた水上2軍監督やコーチの皆さんに感謝です」と話し、若鷹スピーチでは「満員のヤフオクドームで投げたいという夢が出来ました」と笑顔を浮かべた。

今後も体力強化と並行しながらの登板となる。

若鷹スピーチ。右手にはウイニングボール
若鷹スピーチ。右手にはウイニングボール

「今回は登板までのあいだでキツめのウエイトトレーニングなど多めにやっていて、疲れが残った状態でマウンドに上がっていた。何が自分に合っているか探しているところです。だけど、ヘンに練習量を落とさずに今後もやっていきたい」

ここまで2試合はいずれも中継ぎ。「先発で投げさせてもらえるように、さらに努力をしていきたい」と爽やかな顔に汗を光らせながら話した。

スコア、戦評などは別掲。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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