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ホークス首脳陣が大シャッフル! そのメリットは?

田尻耕太郎スポーツライター
来季のホークス新任コーチ。左から笹川コーチ、若田部コーチ、立花コーチ、森コーチ

4名新任のほかに、13名が配置転換

歴史的V逸からの逆襲へ、ホークスが大きく動いた。

10月28日、現時点での来シーズンのコーチングスタッフが発表された。同日、新任の4名が会見を行ったほかに、13名の配置転換も明らかとなった。

2017年ホークスのコーチングスタッフは以下の通り(10月28日時点)

【〇は新任 △が配置転換 カッコ内は今季までの旧役職】

<一軍>

監督 工藤公康

投手コーチ 佐藤義則

投手コーチ △高村祐(二軍同)

打撃コーチ 〇立花義家

打撃コーチ △藤本博史(二軍同)

内野守備走塁コーチ 鳥越裕介

外野守備走塁コーチ △村松有人(三軍同)

バッテリーコーチ 清水将海

作戦コーチ兼バッテリーコーチ補佐 〇森浩之

投手統括 △倉野信次(投手巡回コーチ)

<二軍>

監督 水上善雄

投手コーチ 〇若田部健一

投手コーチ △佐久本昌広(三軍同)

打撃コーチ △藤井康雄(一軍同)

打撃コーチ △飯田哲也(一軍外野守備走塁)

内野守備走塁コーチ 小川史

外野守備走塁コーチ 井出竜也

バッテリーコーチ △的山哲也(三軍同)

<三軍>

監督 △佐々木誠(同打撃)

投手コーチ △田之上慶三郎(一軍同)

投手コーチ △入来祐作(二軍同)

打撃コーチ △大道典良(一軍同)

内野守備走塁コーチ 〇笹川隆

<リハビリ>

リハビリ担当コーチ △斉藤学(三軍投手コーチ兼任同)

今季一軍コーチが三軍を指導

三軍は総入れ替え。佐々木誠新三軍監督は社会人強豪のセガサミー、NTT西日本で監督歴があり、若手の全般的指導に定評がある。また、今季まで一軍を担当したコーチが2名着任した。三軍は育成選手中心で、当面の目標は支配下入りだったり、2軍で出場機会を増やしたりすることにある。指導内容は大きく変わるかもしれないが、若鷹たちにとっては常勝ホークスを間近で知るコーチからの指導は刺激になるし、主軸選手たちがどのような練習法や考え方で取り組んでいるのかを直接知るチャンスになる。

「V10構想」は振り出しに戻るが、常勝軍団構築へのテコ入れの意味合いも強いだろう。

また、二軍打撃は今季までの1人体制から2人へ。三軍投手も今季は実質佐久本コーチ1人だったのが2人へと増員されたのも興味深いところだ

まだ追加発表も

また、一部報道で名前が挙がる達川光男氏の発表はなかった。三軍バッテリーや同外野守備走塁なども空白のまま。今後も新たな発表があることが予想される。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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