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城所龍磨がFA権行使せず、残留を明言「強いホークスのスタメンで出たい」

田尻耕太郎スポーツライター
FA権を行使せずホークス残留を明らかにした城所

今季取得の国内FA権を行使せず

鷹のスーパーサブが残留を表明した。

11月5日、福岡ソフトバンクホークスの城所龍磨外野手が今季取得した国内FA権を行使せずにチームに残留すると語った。秋季キャンプ中の宮崎市・アイビースタジアムで報道陣に対応して明らかにした。

「早い段階から『FAするつもりはない』と言ってきましたし、それでも球団からは早い時期に話をしようと言ってもらえたのは嬉しかった。僕は13年間、怪我もたくさんしたし、手術は4回もした。去年なんて1年間に2度手術をしましたが、それでも復帰を待ってくれた。感謝しかないです。他球団からの評価を聞きたいという気持ちにはならなかった。日本一のホークスでプレーをしたい。ここでスタメンで出たい、試合に出たいという、その2点です」と清々しい表情で話した。球団からは2年契約が提示されているもようだ。

来季は「強いホークスでスタメン機会増を」

城所は守備と代走のスペシャリストとして長く存在感を示し続けたが、今季はセ・パ交流戦で大活躍。12球団最高の打率.415、5本塁打、12打点、6盗塁の好成績で交流戦MVPに輝いた。

今季成績は84試合、打率.264、6本塁打、19打点、11盗塁。盗塁数では自身4年ぶりに2桁をマークした。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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