Yahoo!ニュース

クルド人の友(3)イラク戦争後

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

2003年のアメリカのイラク攻撃は、北部のクルド人にとっては、自治を確固たるものにする絶好の機会であった。前述のようにイラク・イラン戦争において、クルド人は化学兵器の攻撃を受けるなど苦難の歴史を刻んだ。その後のクルド情勢の変転については、ここでは触れない。ただ、1991年の湾岸戦争以降、イラクのクルド地域がバグダッドの中央政権の支配の及ばない地域となっていたことのみを紹介しておこう。

この記事は有料です。
高橋和夫の中東・イスラム・国際情報のバックナンバーをお申し込みください。

高橋和夫の中東・イスラム・国際情報のバックナンバー 2014年11月

税込275(記事3本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

高橋和夫の最近の記事