北朝鮮の金正恩第一書記に関する短いコメント
この人物は自らと自らの体制が生き残るために、合理的に行動している。最大の脅威であるアメリカの攻撃を抑止するために、核兵器でアメリカを直接に攻撃する能力を獲得しようとしている。イラクのフセイン政権が倒されたのは、大量破壊兵器を持っていたからではなく、持っていなかったからである。少なくとも十分な量を保有していないと思われ、であるならば、大量の大量破壊兵器を保持する前に倒そうとアメリカに思われてしまったからだ。リビアのカダフィが倒されたのも大量破壊兵器を持っていなかったからである。保有していれば、欧米はイラクにしろリビアにしろ怖くて攻撃できなかったはずである。ウクライナがプーチンの圧力を受けているのは、冷戦後に自国にあった核兵器をロシアに送り返してしまったからである。
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