テロとベルギー/制度的欠陥
「やっぱり感」をベルギーのテロに覚えた。予想通りに起こったからだ。23月2日のベルギーの首都ブリュッセルでのテロの報道に触れて、「やはり」という反応がわきあがってくるのを抑えられなかった。というのは、昨年11月のパリでのテロを引き起こしたグループの一人とされるサラー・アブデスラムが3月18日にブリュッセルで拘束されたからだ。この人物が口を割れば、警察の手が残存しているテロ・グループに及ぶだろう。となれば、その前に先手を打ってテロを仕掛けてくると推測されたからだ。
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