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ACLグループリーグ第2戦。城南FCVSガンバ大阪戦。試合後、ガンバ大阪監督、選手コメント。

高村美砂フリーランス・スポーツライター

3月3日、ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2戦を戦い、アウェイの地で城南FCと対戦。直近のゼロックススーパーカップから先発6名を入れ替えて臨んだが、第1戦に続き、早い時間帯に失点を許した中で、最後まで相手の堅守をこじあけられず0−2と敗戦した。試合後のガンバ大阪、長谷川健太監督、選手の声をお届けする。

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●ガンバ大阪/長谷川健太監督

まずアウェイで、本当に厳しい結果に終わって非常に残念です。サポーターも大阪から来てくれて、なんとか勝ち点を持って帰りたかったのですが、0に終わってしまった。ACLを2試合終わって、勝ち点が0なので非常に厳しい状況は間違いないですが、ただ、あと4試合ありますから。その4試合で全て出し切って、なんとかグループリーグを突破するためにも次のホーム戦に向けて、切り替えて、勝ち点3を目指して臨みたいと思います。

ー試合の明暗を分けたのは。

最初の失点が戦い方、結果に大きな影響を与えたと思っています。

ー今日もリンス選手や金正也選手を先発させるなどしましたが、選手をかえながら戦って行く難しさは感じていますか?

シーズンの最初なのでもちろん、どの布陣がベストかはまだわからない状況の中でいろんな選手を使いながら見極めていく必要があるな、と。中2日での試合でしたし、チーム全体で戦って行く必要はあると思っていました。新しい選手がどうのこうのというより、早い時間に失点して城南が一番戦いやすい形にしてしまったことが一番の敗因だったと思う。

ーACLの2試合、ゼロックススーパーカップの試合をみる限り、まだガンバの本来の強さがみえないように思いますが、寒さが原因でしょうか、コンディションがあがっていないことが問題でしょうか。

寒さはあまり関係ないと思います。シーズン序盤というところは当然あると思いますが、もっともっとコンディションをあげていかないと、引かれた相手をどう崩すのか、そこの部分でもっと攻撃の鋭さを増していかないと勝ち抜いていけないと思っていますし、もっと高めていく必要があると感じています。

ーリーグ戦ですと長丁場の戦いですが、ACLのグループリーグはあと4試合です。ここから立て直すのは可能でしょうか。

十分可能だと思っています。

ー城南の印象をお聞かせください。

今回は、勝負に徹して球際がタイトなチームだと言う印象を持ちました。前回のブリーラムの試合までは、繋いでくる印象がありましたが今日は先制したこともあると思いますが、しっかりブロックを使って、本当に素晴らしいチームだと感じました。

●MF阿部浩之

ー第一戦と同じく早い時間帯の失点が試合の流れを変えたように感じました。

そうですね。不運と言えば不運ですけど、アウェイで、うちのスタイル的に先制されると今は苦しいと思いますし、立ち上がりに気をつけようと話していたのですが、ああいう形で相手に獲られて、相手の守備も堅くなって、というように前節と同じ流れでやりづらい展開になってしまいました。

ー今は先制されると苦しいというのは相手に守備をかためられるからか、自分たちの攻撃もそこまでコンビネーションが高まり切っていないからか。

というより、相手のブロックが堅くなる分、いい時でもしっかりとブロックを作られるとそう簡単には点を獲れないですし、そういうところがセットプレーでも何本かありましたけど、あまり良い形も作れなかったしああいうところで1点獲れれば流れも変わってくるのかなとは思います。

ー2試合ACLを戦ってアジアとの差なのか、自分たちが勝ち切れない理由として感じるところは?

やっぱり簡単に言えばゴール前の質であったり、僕も1本、決めれていたら1−1になっていたというシーンがありましたけど、そういうところで決めきれる力がまだまだ足りないかな、と思っています。(コースはあそこしかなかったように見えましたが)いや、まだちょっと見直さないと分からないですが、僕のイメージでは両サイドを狙えるだけのコ'''ースはありながらああいう甘いシュートになったと思うので。決めれるチャンスはあったかなと思います。

ー連携が高まっていない中でリンス選手ら、いろんな選手が出る難しさは感じますか?

リンスは去年からやっている分、特徴も分かっているし、リンス自身も自分が絶対にやらなくちゃいけない仕事も理解しながらやってくれていたと思うのでやりにくさは特に感じていなくて、もう少し近くでプレーできたり、中盤がいい絡みが出来たらもう少し怖い攻撃もできたんじゃないかと思います。

●GK東口順昭

1戦目と同様に、早い時間帯に失点したあとに崩す事が難しくなったと思うし、後半もまた1点獲られてしまってより試合を難しくしてしまったので、結果としては何も出来なかったなって言う感じもするし、もっと球際だったり、厳しさが必要かなと思いました。なかなか難しい試合でした。

ー2試合戦ってアジアとJリーグの差は感じますか?

やっぱり球際の強さは全然違うし、Jリーグではファウルとはいわないですが、スタンダードが違うというか、そこでも少し負けているかなと思うので、そこはアジアの戦いでももっと戦っていけないと勝てないと思うので。でももう2試合して、だいたいそれもみんな肌で感じて分かったと思うから、次は勝つしかないっていう感じです。

●MF遠藤保仁

早い時間帯に先制し、相手にブロックを作られてしまった。その中でもサイドで崩せる場面もありましたが、もう少し、最後のゴールの質とブロックを作られてもうまくバイタルを攻略する事が必要になってくると思う。時には強引にいくことも必要だと思いますし、相手にとって一番嫌なのは中でやられることだと思うので、そのへんももう少し工夫とチャレンジする勇気が必要かなと思います。

ー2連敗。まだ試合はあるとはいえ、グループリーグ突破には厳しい状況になりましたが。

そうですね、勝たないと上にはあがれないし、残りの4試合をしっかり戦いながら、まずは2位以内に入れるようにやっていければと思います。ホームで次は戦えるのでその時は今日以上にボール支配もできるだろうし、あとはゴールを獲るだけなので。今日も点を獲りに行くとき以外は、ピンチらしいピンチもなかったし、もったない失点さえなくせば全然、巻き返しは可能だと思います。

ー3年ぶりのACLでアジアとの差を感じるところは?

特にないですよ。じゃあ勝てないということについて、自分らが良くないという事でもないと思うんですけどね。ただ、言えるのは最後の3分の1のところは良くないな、と。攻め切るという部分でもそうですし、ボックス内に侵入していっている回数が圧倒的に少ないな、と。そこでもう少し怖さを出せば、十分、チャンスは作れるかなと思います。そこは試合を重ねてコンディションがあがっていけば増えていくところだと思うので。身体をあとはボールも支配しているし、一戦目も2戦目もそこまでピンチを作られている訳でもないので。(それは相手が早い時間帯に先制をしてきて守勢にまわるからピンチがない、ということではなく、そこまで相手の攻撃に威力を感じないということでしょうか?)この2試合については、感じませんでした。特別、この選手を脅威に感じたということもなかったです。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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