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<ガンバ大阪U-23>J3リーグでホーム初黒星。

高村美砂フリーランス・スポーツライター

SC相模原をホーム・万博記念競技場に迎えてのJ3リーグ10節。ホームでの無敗を誇るG大阪U-23だったが、31分に相手に与えた初めてのシュートチャンスをゴールに繋げられ、ビハインドを負う展開に。後半はその状況を覆そうと、果敢に攻撃を仕掛けけたが相手の堅守もあり、ゴールにこそ近づいても決定的な形を作り出せない。75分にはMF嫁阪翔太がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり、10人での戦いを強いられるも、最後までゴールを目指したが1点が遠く。0-1で敗れ、今季J3リーグでのホームゲームでは初黒星を喫した。試合後のG大阪U-23實好礼忠監督、選手のコメントをお届けする。

●ガンバ大阪U-23/實好礼忠監督

ボールを持つことをいつも強調しているんですが、それがきれいにサッカーをしようとか、そういうところに向かってしまって、ゴールに向かうところの回数の少なさ、激しさとというような部分が出なかった試合でした。

ー2試合連続得点のない試合が続いていますが、原因は今おっしゃったところにあるとお考えでしょうか。

ゴールに向かうところがまずないと、怖さもないですし、相手にも余裕をもって守れられてしまっていたように、怖さを発揮できなかった。個で割っていくところもそうだし、スピードアップして行くタイミングもなかなか出せなかったし、もっとガツガツいく感じが欲しかったです。

ー追加副審の導入について。

J3を戦ってきてレフェリングのところでストレスを感じているところも多少あり、そのあたりでナーバスになっていたところもあった中で、今日はというところだったのですが、また退場者も出してしまい…それもレフェリングとは関係ない、うちの選手の問題が多かったので。そういう意味ではレフェリーにたいしてのストレスはなかったですが、改めて自分たちのプレーの雑さを感じられたので、そのあたりも修正していきたいし、自分たちが何をすべきかが今日の6人のレフェリーのおかげで改めて感じさせてもらいました。

●FW小川直穀

(なかなかフィニッシュまでいけなかったですね)そうですね。シュートまで行けていないというか…イメージはあったんですけど。当てて、落としてもらってエリア内に侵入していくとか、そこはチャレンジしできていたけど、でもラストパスが返って来ないとか、自分の最後の質の問題もあったので。少し自分が引き過ぎてしまい…ミドルは1本打てたけど、もっとゴール前で勝負しなくちゃいけなかったのかな、とか、もう少し我慢して待っていても良かったのかな、とかいろいろ反省は残りました。(得点のない試合が2試合続いている。メンバーが変わりながらの難しはあると思いますが、その中でどう得点を獲って行くイメージをもっていますか?)誰が出ても、やることは同じなんで。最後のシュートポイントに自分がはいっていけるか、どういう展開で走っていけば自分に入るか、とか、もう少し頭を使ってやらなければいけなかったと思います。(小川選手自身は得点を獲って以降、攻撃に顔を出す回数が増えていますね)そうですね。自信を持ってやれるようになったし、自信をもってやらないと消極的なプレーが出てしまうなと。その分、ミスは多くなったんですが、ボールは触れるようになったので。これまで消えている時間が多いということは始まってから監督にもずっと言われていたので、その分、いまは無理してでも絡みにいったりもしている。もちろん、そればっかりになって裏に抜ける人がいなくて窮屈になったりという反省もあったんですけどね。途中から1トップになった時も1度裏を狙ったように、斜めに抜け出したらもう少し後ろも重たくならずに前に運びやすかったのかな、という風には感じました。でも相手が先制して、引いて守られていたので難しかったというのもあったと思います。(展開としては琉球戦と似たような展開になった)そうですね。悪い流れの中で失点して、最後相手に守られてという…試合内容でいうと8:2くらいで推していたし、チャンスもたくさんあったとは思うんですが、最後のところで守られても崩せるようにならないと感じました。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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