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【速報】自民党総務会、IR推進法案(カジノ法案)を了承

木曽崇国際カジノ研究所・所長

本日付の日経ビジネス電子版の連載コラムで以下のような記事を書きました。

今日はカジノ合法化が決まる日 依存症対策や制度の議論を急ピッチで進めよ

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131128/256457/?n_cid=nbpnbo_bv_ru

上記記事は原稿の最終〆切が昨日の夕刻であったこともあって、「本日の総務会で運命が決まる」という書き方しか出来なかったのですが、その後の速報で「総務会で法案了承が行なわれた」との情報が入っております。

自民党の総務会。議員立法による「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法案」、つまりカジノを実施するための法律の前段階の法案が了承される。この法案は基本方針を定めるもので、別な実施法案がなければ具体化しない。この臨時国会では、国対の方針でこれ以上の議員立法は審議されないようだ。

河野太郎 (@konotarogomame) 2013, 11月 29日

公明党から思わぬ形でカジノ合法化にむけた慎重論がでた事で非常に心配しておったのですが、何とか法案了承まで漕ぎ着けたと。。これで法案の国会上程はほぼ確実、とりあえず祝杯を挙げなければなりません。

但し、日経ビジネス側のコラムでも書いたとおり、実際の法案審議は今期臨時国会では日程上どうやっても無理。来年通常国会で予算関連法案の審議が終わったあと、すなわち4月中旬以降の審議→成立を目指すこととなります。

とりいそぎ速報まで。

国際カジノ研究所・所長

日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者グループでの内部監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。9月26日に新刊「日本版カジノのすべて」を発売。

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