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平和を祈念する両陛下の姿にパラオの「非核憲法」を想う

田中良紹ジャーナリスト

フーテン老人世直し録(144)

卯月某日

天皇、皇后両陛下が太平洋戦争の激戦地パラオを訪れて戦没者を慰霊し、戦争の記憶を継承し平和を祈念する想いを行動で示された。

パラオは戦前日本の統治下にあり、戦後はアメリカの信託統治領となるが、1979年に住民が世界に先駆けて「非核憲法」を作り、アメリカの核兵器持ち込みを禁止した事で知られる。

1981年にはアメリカから独立するための第一歩として自治政府を樹立するが、その時にフーテンは1か月間滞在して美しい海と太平洋戦争の傷跡、そして親日的な住民を取材した。しかし平和に見えたパラオは一方で米ソ冷戦による核戦争の最前線にあった。

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ジャーナリスト

1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。90年 米国の政治専門テレビC-SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■オンライン「田中塾」の次回日時:4月27日(土)午後3時から4時半まで。パソコンかスマホでご覧いただけます。世界と日本の政治の動きを講義し、皆様からの質問を受け付けます。参加ご希望の方は https://bit.ly/2WUhRgg までお申し込みください。

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