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国民の声を聴かずに強行採決せざるを得なくなる安保法案

田中良紹ジャーナリスト

フーテン老人世直し録(170)

葉月某日

安倍総理が米議会に安保法案の成立を約束した「夏まで」がそろそろ終わりに近づこうとしている。安倍政権は一部野党との「修正協議」を隠れ蓑に強行採決のイメージを和らげようとしているが、しかし「修正」などできるはずがなく、採決を強行する以外に法案を成立させる手立てはない。

そうなれば安倍政権は外交で米国にすがる以外に能がなく、国会では国民の声を無視して採決を強行する以外に能がないことを見せつけ、同時期に行われる自民党総裁選はその安倍総理以外に自民党に選択肢がないことを国民に知らしめることになる。こうして日本政治の秋が始まるとフーテンは思う。

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ジャーナリスト

1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。90年 米国の政治専門テレビC-SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■「田中塾@兎」のお知らせ 日時:4月28日(日)16時から17時半。場所:東京都大田区上池台1丁目のスナック「兎」(03-3727-2806)池上線長原駅から徒歩5分。会費:1500円。お申し込みはmaruyamase@securo-japan.com。

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