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出掛ける前からジャズ気分:Sinne Eeg(シーネ・エイ) JAPAN TOUR 2013

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

5月17日(金)開場17:30/開演19:00&21:00

会場:横浜MOTION BLUE YOKOHAMA

出演:シーネ・エイ(ヴォーカル)、ヤコブ・クリストファーセン(ピアノ)、モルテン・ラムズボル(ベース)、モルテン・ルンド(ドラム)

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Sinne Eeg JAPAN TOUR 2013@MOTION BLUE YOKOHAMA

Sinne Eeg LIVE INFORMATION|VAM site
Sinne Eeg LIVE INFORMATION|VAM site

北欧デンマーク生まれのヴォーカリスト、シーネ・エイ。

彼女が日本に紹介されたのはファースト・アルバム『Sinne Eeg』をリリースした2003年で、当時から実力派として注目度は高かったのですが、日本盤が出なかったこともあり、いわゆる”玄人受け”というかたちでシーンにジンワリと浸透していきました。

デンマークで2007年のセカンド・アルバム『Waiting for Dawn』が音楽賞の「最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム」に選ばれ注目を集めると、見事に北欧ジャズのサウンドに収まった貫禄さえ漂う歌唱と自作の世界を繰り広げて、ヨーロッパはもとよりアジアや日本に至るまで知名度をアップさせ、日本でもそれまでのアルバムが一挙に紹介されるなど、一躍“時の人”に――。

いまやジャズに限らずポピュラー・ミュージック界のディーヴァ(歌姫)と呼んでも差し支えないほどの、華のあるヴォーカリストと言えるでしょう。

今回の来日メンバーは、彼女がデンマークでいつも一緒にステージに立っている仲間。ベテラン・ピアニストのヤコブ・クリストファーセンは、北欧ジャズのエッセンスをたっぷり備えた名サポーターであるだけに、シーネ・エイとの情緒あふれるコラボレーションが楽しみです。

2011~12年にかけて『ビューティ・オブ・サドネス』『リメンバリング・ユー』『ブルーな予感』という3枚のアルバムを国内でリリースし、一躍時の人として注目を集めたシーネ・エイ。母国では、美貌と実力を兼ね備えた歌姫として知られ、時に絹のようなしなやかさを、時に凛とした力強さを纏う様は、ラーシュ・ヤンソンらトップ・アーティストも賞賛を惜しまない確かなもの。さらに、今回バックを務めるのは、レコー ディングでもエイを支えてきたクリストファーセン、ルンド、ラムスボルという人気トリオ。スモーキーな歌声、吐息まで聞こえてくるような艶やかな歌唱を的確なサポートで支え、ジャズ・ヴォーカルの醍醐味を満喫させてくれるだろう。

出典:Sinne Eeg Japan Tour 2013|MOTION BLUE YOKOHAMA

♪Sine Eeg- Don't Be So Blue (2010)

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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