Yahoo!ニュース

パンケーキがさらに進化! スパークリングワインを使ったパンケーキ

東龍グルメジャーナリスト
スパークリングワインのパンケーキ

人気パンケーキの系譜

パンケーキが大ブームとなり、スイーツやブレックファストの定番となりました。

テレビや雑誌でパンケーキがよく取り上げられていますし、パンケーキの本まで発行されるに至っています。

主な人気パンケーキ店の系譜は以下の通りです。

(オープン年月、店名、場所、発祥場所)

  • 2008年4月 bills(ビルズ) 七里ヶ浜 オーストラリア
  • 2010年3月 Eggs'n Things(エッグスンシングス) 原宿 ハワイ
  • 2011年10月 レインボーパンケーキ 原宿 ハワイ
  • 2012年4月 bills(ビルズ) 原宿 オーストラリア
  • 2012年7月 カフェカイラ 墨田 ハワイ
  • 2012年9月 サンデージャム 原宿 日本
  • 2012年11月 サラベス 新宿 ニューヨーク
  • 2013年1月 Slappy Cakes(スラッピーケークス) 日本 ポートランド
  • 2012年3月 パンケーキリストランテ 元町 日本
  • 2012年6月 Bubby's(バビーズ) 八重洲 ニューヨーク
  • 2013年8月 シナモンズ 表参道 ハワイ
  • 2013年8月 クリントン・ストリート・ベイキング 表参道 ニューヨーク

ハワイ系は生地が薄かったり、生クリームやフルーツがたっぷりであったりします。

ニューヨーク系は生地に厚みがあって、しっかりとしたものが多いです。

日本系も割合しっかりとした生地が多いですが、日本人向けに繊細にアレンジされています。

他にも帝国ホテル「パークサイドダイナー」やホテルニューオータニ「SATSUKI」といった、日本伝統のパンケーキも人気です。

日本伝統のパンケーキは帝国ホテルのように伝統を守り続けるものから、ホテルニューオータニのように時代に合わせながら伝統を守るものに分かれます。

自分で焼くスタイルを提案

自らホットプレートでパンケーキを焼く
自らホットプレートでパンケーキを焼く

数あるパンケーキのお店の中でも、特に他と差別化できているのがSlappy Cakesです。

多くのパンケーキは、キッチンで焼いてサーブする形式となっています。

ですが、Slappy Cakes はテーブルにホットプレートがビルトインされていて、自分で焼くという新しいスタイルを確立しました。

パンケーキの生地、フィキシング(具材)、トッピングを選ぶ自由さがあります。スイート系のパンケーキも、おかず系のパンケーキも作ることができます。この多様さが人気の秘密であると言えるでしょう。

もちろん、自分で焼かずに、焼き上がったパンケーキを注文することもできます。

スパークリングワインのパンケーキ

スパークリングワインのパンケーキ
スパークリングワインのパンケーキ

日本上陸1周年を記念して、これまた他にはないパンケーキを期間限定で提供しました。

それは、スパークリングワインを使ったパンケーキです。

スパークリングワインを混ぜた生地は、単に発酵させた生地とは違って、軽くふわっと仕上がることが特徴です。

ケーキのムースやジュレにスパーリングワインを使うことは珍しくありませんが、パンケーキに使っている店は他に見掛けられません。

パンケーキを食べ飽きたという方も、パンケーキのおいしさを改めて発見することができるでしょう。

自分で焼く場合には、スパークリング生地1本、フィキシング(具材)にウォールナッツ、ヘーゼルナッツ、マッシュルーム、クリスピーベーコンが提供されます。

これからのパンケーキ

パンケーキは一時期よりも取り上げられる機会は少なくなってきました。

ですが、Slappy CakesやEggs'n Things、billsやカフェカイラなどでは、相変わらず長蛇の列ができていて人気は高いです。

人気が定番化したので、以前よりもパンケーキが注目されなくなったのでしょう。

そのため、これからは、パンケーキで存在感を増していくためは、自分で焼くといった新しいスタイルを提案したり、生地にこれまでにはない要素を加えたりと、新しいことをしていくことがより重要となっていきます。

■情報

「Slappy Cakes(スラッピーケークス)」

2014/01/31~02/28

「スラッピーケークス 日本上陸1周年記念 ”スパークリングワインのパンケーキ”」

1600円

詳しくは公式サイトをご確認ください。

■参考

スイーツ図鑑

グルメジャーナリスト

1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。

東龍の最近の記事