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女性の「ツインテール」に匹敵する男性の髪型は?

大宮冬洋フリーライター

●今朝の100円ニュース:ツインテール なぜ大人も(朝日新聞)

週に1度ほど訪れる地元の食品スーパーのレジで、おさげ髪の女性スタッフを何人か見かける。長い髪を2つに分けて結び、肩の前に垂らす。懐かしの中学生風髪型だ。長髪は結ぶのは店の規則なのだろうが、1つにまとめるひっつめ髪ではなくおさげ髪にしているのは、各自の好みなのだろう。おさげをさらに三つ編みにしている人もいる。なんだか嬉しい気持ちになり、少し列が長くても「おさげ三つ編みレジ」に並んでしまう。

今朝の朝日新聞を読んで、あれはおさげ髪ではなく「ツインテール」と呼ぶのだと知った。取材を受けた女子大生によれば、「ファッションとして楽しむのがツインテールで、校則で仕方なくやっているならおさげ」らしい。

ただし、大人になってからツインテールを選ぶ女性も、おさげ髪が持つ「あどけなさ、おしとやかさ、健やかさ」といった可愛らしいイメージを意識的に取り入れているのだと思う。実際、ツインテールの女性からは強さよりも柔らかさが伝わってくる。接客業に向いている髪型なのかもしれない。事務職のキャリア女性でツインテールにしている人を僕は見たことがない。

校則を遵守していた初々しい10代前半を彷彿させるツインテール。もちろん、女性限定の髪型だ。男性が試みたら、総髪どころではないアバンギャルドな人になってしまう。では、男性におけるツインテールはどんな髪型なのだろう。やはり中学生時代に戻るべきか。いや、今さら丸坊主やスポーツ刈りにすると「危ない人」に見られかねない。

僕が行きついた結論は、美容室ではなく床屋に行くことだ。比較的若い理容師がいる個人経営の床屋に行き、「お任せします。さっぱりしてください」と頼む。もみあげを剃刀でビシッと揃えられたりして戸惑うことがあるかもしれないが、清潔感のある短髪に仕上がることは間違いなし。シャンプーもカットも迅速だ。額や耳の裏まで産毛を剃ってくれるので(温かい髭剃りクリームを刷毛で塗られるのがすごく気持ちいい!)、顔全体が少し明るくなる。

美容室で作ってくれる凝った髪型にすると、ファッションセンスや色気をアピールできる可能性が高まる。しかし、すごくオシャレでセクシーな人を除けば、男性は「床屋の短髪」にしたほうがいい気がする。百貨店や大手セレクトショップで既製服を買っているファッションレベル(僕もその一人)ならば、床屋に行くほうがバランスがいい。

なお、美容室から床屋に替えれば散髪代は半減する。簡単、健全、安価という3点で、ツインテールと床屋の短髪は双璧をなすのだ。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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