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レイコップで20年来のアレルギー性鼻炎が大改善!

大宮冬洋フリーライター

●今朝の100円ニュース:外資「わかりやすさ」優位(日本経済新聞)

10代の終わりごろからアレルギー性鼻炎を患っている。特に冬場はティッシュペーパーが手放せない。出かけるときはポケットティッシュを2個はコートやカバンに入れないと不安だ。

あまりにたくさん鼻をかむので、柔らかくて強度もある紙質選びをするようになった。市販のものでは、日本製紙クレシア「スコッティ カシミヤ」が最高だ。人気の高いネピア「鼻セレブ」も悪くはないが強度に不満がある。鼻水が大量に出ると紙が破れてしまうことが少なくない。

いずれ体質改善するだろうと甘い見通しを抱いていたが30代になっても治らない。冬場は仕事に支障が出るほどだ。5年前に血液検査でアレルギーの原因を調べてもらったところ、ハウスダストの陽性反応がばっちり出た。耳鼻科の医師によると、「ハウスダストアレルギーはほとんど国民病。根治はしないと思ったほうがいい」。かすかに絶望し、原因がわかってちょっとスッキリした。

医者のおかげで朝夕に「アレグラ」を飲むと症状がだいぶ緩和されることも知った。しかし、飲み続けるのは面倒くさいし薬代もかさんでしまう。

なぜ冬場に症状が悪化するのか。寒さで体の機能が低下するからだと思い込んでいた。医者の答えは違った。「冬は乾燥してホコリがたちやすいのが最大の原因。厚手の布団やカーペットはホコリを吸いやすく、ハウスダストのアレルギーが出やすい環境になってしまう」。な、なるほど……。温かくして寝ていても朝方に鼻水が出るのは、睡眠時に布団のホコリを吸いまくっているからだったのだ。

妻の提案で布団クリーナー「レイコップ」を導入したときは期待ゼロだった。しかし、少しかけただけで意外なほど多くのホコリが取れる。布団だけでなくソファやクッションにも使ってみた。やはりホコリがすごい。1週間ほどでアレルギー症状は大幅に改善。「アレグラ」を飲まなくても鼻水量は半分程度に減った。大変ありがたい。

今朝の日経新聞によると、韓国メーカーが開発したレイコップだけでなく、外資企業の単機能家電が人気を博している。いずれも操作が簡単で、コンセプトがわかりやすいのが特徴。多機能性を追求する日本メーカーの隙をつく戦略だ。油なしで食材を揚げられるノンフライヤー(オランダのフィリップスが開発)は、もう少し値段が下がれば我が家にも欲しい。

20年来のアレルギー性鼻炎を一気に改善してくれたレイコップ。僕にとっては家電というより医療機器だ。これほどの効果があれば、単機能でも十分に価値がある。むしろ単機能だからこそ使いやすい。漫然と「掃除しよう」ではなく「そろそろレイコップしたいな」という気分になるのだ。

世の中には不要な道具もたくさんある。一方で、知らないと大損するほど強力な道具や専門技術もある。僕のアレルギー性鼻炎の場合は、スコッティカシミヤ・血液検査(耳鼻科医)・アレグラ・レイコップの4点がなければけっこう悲惨なことになっていたと思う。

情報過多の時代だけれど耳をふさいではいけないのだ。情報を恐れず、かといって鵜呑みにはせず、身近な人と体験談を交換しながら、人生を豊かにしてくれる道具や知恵を少しずつ取り入れていきたい。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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