ダルビッシュ2度目のリハビリ登板は元ヤクルト左腕との投げ合い。チームメイトにもヤクルトに縁のある選手
5月6日、ダルビッシュ有がラウンドロック・エクスプレスの投手として、先発マウンドに上がった。エクスプレスはテキサス・レンジャーズ傘下のAAAだ。さすがにAAAとなると、メジャーリーグ経験者も多く、両チームの出場選手28名のうち、ダルビッシュを含む17名がメジャーリーグでプレーしたことがある。
その一人が、2014年に東京ヤクルト・スワローズで投げたクリス・ナーブソンだ。マイアミ・マーリンズ傘下のAAA、ニューオーリンズ・ゼファーズの先発投手として出場したナーブソンは、メジャーリーグで118登板している。アメリカへ戻った昨シーズンは、8月にメジャーリーグへ昇格。今シーズンは開幕ロースターに入ったが、リリーフ6登板中4試合で2点ずつ失い、4月下旬にウェーバーを経由してAAAへ降格した。
ダルビッシュと投げ合ったこの試合は、初回に二塁打3本を打たれて2点を取られたものの、その後の3イニングは1安打(二塁打)しか許さず、無失点に抑えた。
また、この日は出場しなかったものの、ダルビッシュのチームメイトであるアイク・デービスは、ナーブソンから遡ること四半世紀、1989年にヤクルトで投げたロン・デービスの息子だ。「元ヤクルトの投手」と「元ヤクルトの投手の息子」の対戦は実現しなかったが、2人はメジャーリーグで1度対戦している。2010年9月のことで、ナーブソンがアイクを遊撃フライに打ち取った。この時、アイクは代打として出場。偶然ながら、アイクと交代したのは、元ヤクルトの五十嵐亮太だった。
◆前回のリハビリ登板はこちら。