ラインナップに背番号20番台が6人いる! 名作「11人いる!」ではないけれど、かなりレアかも
ダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)が復帰した試合で、スコア・ブックをつけていて、ふと気づいた。ピッツバーグ・パイレーツのスターティング・ラインナップには、20番台の背番号をつけた選手が6人いる――。
萩尾望都の名作「11人いる!」ではないが、もしかすると、これはかなりレアなことかもしれない。レンジャーズには2人しかいなかった。
調べてみたところ、今シーズン、パイレーツのスターティング・ラインナップに6人の背番号20番台が揃ったのは、この5月28日が初めてだった。それまでは、5人が最も多かった。
現在のパイレーツは、スターティング・ラインナップに7人の背番号20番台が並ぶ可能性を持つ。「20」はパイ・トレイナー、「21」はロベルト・クレメンテの永久欠番だが、残る8つの20番台は現役選手がつけていて、5月28日に出場しなかった2人のうち、「27」のジョンホ・ガン(姜正浩)は25人ロースターに入っている(「26」のコーリー・ルーブキーは序盤戦にリリーフとして4試合に投げ、現在はAAAで「36」をつけている)。
過去と将来についてはわからないものの、現時点で、25人ロースターに7人以上の背番号20番台を擁するチームは、パイレーツの他には見当たらない。例えば、デトロイト・タイガースには、背番号20番台のコーチが4人、投手が3人いて、「23」はウィリー・ホートンの永久欠番だ。そのため、スターティング・ラインナップに並ぶのは最多でも3人、「24」のミゲル・カブレラと「28」のJ.D.マルティネス、「27」のジョーダン・ジマーマンにとどまる(ジマーマン以外の2投手は、1人がリリーバーで、もう1人はマイナーリーグにいる)。
パイレーツの7人が揃い踏みするためのキーマンは、「24」のコール・フィゲロアだろう。5月28日の試合は、シーズン初の先発出場だった。フィゲロアはダルビッシュからタイムリー・ヒットを打ったが、翌日の試合で出番はなかった。