連続セーブ成功が歴代3位で止まり、そこから続けてセーブに失敗
7月27日、ジェーリス・ファミリア(ニューヨーク・メッツ)が約1年ぶりにセーブに失敗した。昨年7月30日以来のことだ。連続セーブ成功は歴代3位の52で幕を閉じた。
さらに、ファミリアは翌日もセーブに失敗した。連続で40セーブ以上を成功させた12人中、ストリークが途切れたところから続けてセーブに失敗したのは、ファミリアとトム・ゴードンしかいない。(歴代トップ3のうち2人がそうだという見方もできる)。
もっとも、ファミリアの投球を心配するのはまだ早いだろう。ストリークはいつか途切れるものだし、通算652セーブを挙げたマリアーノ・リベラでさえ、続けてセーブに失敗したことは1度や2度ではない。
ただ、リベラが3連続セーブ失敗を記録したのは、2013年8月の1度きりだ。当時、リベラは43歳。このシーズンを最後にユニフォームを脱いだ。ファミリアが次のセーブ機会でも失敗した場合は、原因が何であろうとも、クローザーとして投げ続けさせるかについて、ニューヨークのメディアから黄信号が灯されそうな気がする。
ちなみに、12人のなかで、ストリークが途切れた直後から最も長くセーブ成功を続けたのは、通算601セーブのトレバー・ホフマンだ。1998年7月26日の失敗を挟み、7月30日にセーブを挙げると、このシーズンは再び失敗することなく投げ終え、翌年4月21日まで21セーブ機会にわたって成功を続けた。
また、ファミリアのストリークが終わり、継続中の最長はザック・ブリットン(ボルティモア・オリオールズ)となった。昨年10月に挙げた2セーブを含め、34連続セーブ成功としている。