あのイケメンがインディアンズに帰ってきた!!
2月14日、クリーブランド・インディアンスはこうツイートした。
「グレイディ・サイズモアが選手育成アドバイザーとして加わった!」
スプリング・トレーニングの期間中だけでなく、シーズンを通して働くという。
サイズモアは、2000年代の後半にインディアンズで活躍した。2005~07年の3年連続20-20(20本塁打&20盗塁)に続き、2008年は30-30を達成。この4年間にゴールドグラブを2度受賞し、オールスター・ゲームには3度選ばれた。当時のサイズモアは、ニューヨーク・メッツのカルロス・ベルトラン(現ヒューストン・アストロズ)と並ぶ、最高のセンターだった。
加えて、サイズモアは女性ファンの人気も博した。「サイズモア夫人」と胸にプリントしたTシャツが発売され、インディアンズはピンク色のサイズモア・キャップや、275ドルのボブルヘッド人形も売り出した。
その後、サイズモアは故障がちとなり、2015年にタンパベイ・レイズでプレーしたのを最後に、ユニフォームを脱いだ。また、2014年にはプレイメイトと結婚し――その2年前にcleveland.comのポール・ホインズは「女性たちよ残念…グレイディ・サイズモアが婚約した」と題した記事を発表した――2人の間には息子もいる。だが、サイズモアのファンは今でもいるようだ。SizemoreFan.comというサイトが存在し、今回のアドバイザー就任を伝えている。
インディアンズの観客動員は低迷しており、過去5年とも、1試合平均の人数は30球団ワースト3に入っている。ただ、プログレッシブ・フィールドにサイズモアが姿を現しても、観客の増加はあまり期待できそうにない。サイズモアがセンターを守っていた当時も、平均観客動員数は20位以下だった。
インディアンズの球場が連日賑わったのは、それよりも前のことだ。1995年から2001年にかけて、ジェイコブズ・フィールド(2008年よりプログレッシブ・フィールドに改称)では455試合連続ソールド・アウトが記録された。