WBC準決勝で日本が対戦するアメリカには、その舞台となる球場で場外ホームランを放ったスラッガーがいる
日本はWBCの準決勝で、アメリカと対戦する。その舞台はドジャー・スタジアムだ。アメリカが擁する野手14人のうち、エリック・ホズマー(カンザスシティ・ロイヤルズ)とアレックス・ブレグマン(ヒューストン・アストロズ)を除く12人は、ドジャー・スタジアムでメジャーリーグの試合に出場した経験を持つ。
通算本塁打はポール・ゴールドシュミット(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の14本が最多ながら、本塁打のペースはジャンカルロ・スタントン(マイアミ・マーリンズ)が上回る。ゴールドシュミットは12.8打数に1本、スタントンは7.8打数に1本だ。
昨シーズン、スタントンは4月にドジャー・スタジアムで4試合に出場し、そのうち3試合でホームランを打った。また、一昨年5月には475フィート(約144.8m)の場外ホームランを放っている。
MLB.comによると、ドジャー・スタジアムの場外ホームランは、スタントンの他に、ウィリー・スタージェルが2本(1969年、1973年)、マイク・ピアッツァ(1997年)とマーク・マグワイア(1999年)が1本ずつ打っただけだ。1962年にオープンしたドジャー・スタジアムは、今年で56年目を迎える。
スタントンはこのWBCにおいて、1次ラウンドは9打数1安打に終わり、2次ラウンドは2試合続けてスタメンから外れていたが、勝てば決勝ラウンド進出、敗れれば2次ラウンド敗退となるドミニカ共和国戦では、3回表にヒットを放ち、4回表にホームランを叩き込んだ。
ちなみに、侍ジャパン唯一のメジャーリーガー、青木宣親(アストロズ)のドジャー・スタジアム通算成績は、打率.229(48打数11安打)、出塁率.327、長打率.229だ。もっとも、これは2012~13年と2015年のトータル。昨シーズンはこの球場でプレーしなかった。