なりたい自分になる方法:性格も能力もあなたを支配しない:現代心理学の答え
性格や能力は変わらない、性格や能力の有無によって行動や人生が決まるというのは、人間の誤解です。現代の心理学は、そんな性格観や能力観を否定します。人はみな、なりたい自分になれるのです。
■あなたは、なりたい自分になれる
あなたは、なりたいあなたになれます。私も、なりたい私になれます。だから、7年後の東京オリンピックに出たいと思えば、出場できます。などということはなりません。そんなうまい話はないでしょう。それに、私は本気で東京オリンピックに出たいとも思っていません。
試験に合格したり、選手に選ばれたりするのは、他人の判断です。私達は他人をコントロールはできません。でも、私達が本気でそうなりたいと思うとき、本当にそうなれるのです。
■性格はずっと変わらないか
8歳の時の性格テストと、80歳の時の性格テスト結果が、ほとんど変わらない人がいます。そうすると、ほら性格は変わらないと思う人もいます。自分自身の性格も、たいていの場合はそんなに変わっているとは思えません。
しかし、実はこれは性格が変わっていないのではなく、自分で自分のことをどう思うかという「セルフイメージ」が変化していないだけなのです。「人前で話すときにドキドキしますか」と質問されれば、「ハイ」と回答する態度がずっと変わらない人がいます。実際は、8歳の時にはもじもじして人前に出られなくても、80歳の時にはそれなりに人前に出られるようになっていてもです。
心理学者も、一般の人と同じように、性格はずっと変わらないと以前は思っていました(今もそういうふうに言う人もいますが)。
しかし、心理学の研究からわかったことは、時間や状況を越えていつも同じ性格でい続ける人は、ごく少数だということです。
■行動と性格と環境
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