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ひかえめで傲慢じゃないのに嫌われる理由:謙遜と自己卑下:セルフイメージと人間関係の心理

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真はイメージ:優れているのに自己卑下する人もいます)(写真:アフロ)

■ひかえめ?

「ひかえめな人」という言い方は、本来悪口ではありません。「ひかえめな人」は、むしろほめことばでしょう。日本では、やたらと前に出る人よりも、好かれるかもしれません。

■傲慢?

自慢話ばかりする傲慢な人は、もちろん嫌われますね。でも、決して傲慢ではないのに、むしろその反対なのに嫌われる人、人間関係がうまくいかない人もいます。どうして、自慢しないのに嫌われるのでしょう。

■謙遜と自己卑下

同じような言葉、同じような態度に思えますが、謙遜な人は好かれます。自己卑下する人は嫌われます。同じように、出しゃばらず、ひかえめにしているはずなのに、嫌われたくないのに、嫌われます。

謙遜しているつもりなのに、自己卑下になってしまい、人間関係を悪くする人もいます。自己卑下する人といると、何となく不愉快になります。それは、なぜでしょう。

謙遜と自己卑下は、実は正反対の心理なのです。

自己卑下の心理をすれば、自分の自己卑下を直せます。家族や職場の自己卑下ばかりしている人を、救い出す一歩にもなるでしょう。

■自己卑下の心理

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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