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3月就活解禁、「働く」を考える

写真:アフロ

3月、就職活動の解禁です。今年は後ろ倒しで、これまでより3カ月遅い本格的な就職戦線のスタートです。これから社会に出る人たち、新しい社会人を迎え入れる人たちに、改めて「働く」ことの意味を考えるさまざまな視点の記事をお届けします。

■3月就活解禁、何が変わるのか

就活相談4・就活後ろ倒しでどう変わる?(石渡嶺司)

質問:就活後ろ倒し、結局得をするのは誰ですか?

回答:得をする人はほとんどいません。

出典:就活相談4・就活後ろ倒しでどう変わる?(石渡嶺司 2015年2月13日)

混乱必至?今年の就活戦線は大丈夫なのか(篠田博之)

つまり「3月募集開始」は間違いではないが、それに縛られない会社もあることや、今年2~3月にマスコミのインターンシップが集中していることの意味など、細かいことをどうも学生諸君は十分に認識していないように思える。そもそも就職戦線はまだ先だと考えて、大学の就職ガイダンスにも足を運んでいない学生が少なくないのかもしれない。

出典:混乱必至?今年の就活戦線は大丈夫なのか(篠田博之 2015年2月16日)

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■改めて働き方を考える

自分を高く売りたいのか? それとも評価されたいのか? もう一つの"適正"、二者択一(齋藤薫)

“引き抜き”にも、“会社の人事”にも理不尽なことは山ほどある。(中略)でもだからこそ逆に、長い目で見て最終的に勝利するのは、人を恨まず妬まず、よそ見をせずに、自分の仕事だけをまっすぐ見つめ、直向きに取り組んでいった人、に他ならないのである。自分を高く売るにしても、ひたすら評価を高めるにしても。

出典:自分を高く売りたいのか? それとも評価されたいのか? もう一つの"適正"、二者択一(齋藤薫 2015年3月5日)

ドラッカーが提唱 日本に広まる新しい働き方「パラレルキャリア」とは?(柳内啓司)

終身雇用制が崩壊して久しいが、3年で辞めていく若者たち、ブラック企業問題、非正規雇用の拡大と、個人と企業のあり方はまだ暗中模索状態だ。個人と企業が継続的にいい関係を構築していく働き方として、パラレルキャリアはそのひとつになる可能性を秘めている。

出典:ドラッカーが提唱 日本に広まる新しい働き方「パラレルキャリア」とは?(柳内啓司 2015年2月27日)

国の奨学金で海外にチャレンジ!学生が海外インターンで得られるものとは?(森山たつを(もりぞお))

「将来は海外で働きたい」という人は多いと思います。そういう人は就職活動で海外での仕事がある会社、総合商社や大手メーカー、外資系企業などを目指すことになるでしょう。

面接で「あなたは海外で働けますか?」と聞かれた時にどう答えますか?

出典:国の奨学金で海外にチャレンジ!学生が海外インターンで得られるものとは?(森山たつを(もりぞお) 2015年2月7日)

新卒一括採用という日本の病(前屋毅)

学生も新卒というワンチャンスで人生を決めようと、必死である。必死すぎて、自分が何をやりたいのかも考えられず、ただただ有名企業の狭き門をくぐる競争だけに熱中する。大学入試と同じで、入ることだけが目標になっているとしかおもえない。

出典:新卒一括採用という日本の病(前屋毅 2015年2月26日)

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■制度改革、問題点は

育休の取得権利を事前に放棄できる「輝く女性のキャリア制度」が創設されたなら:「定額働かせ放題」再考(上西充子)

「新たな労働制度」とは今回創設が目指されている「高度プロフェッショナル制度」なのだが、法改正されれば何が変わるのかと言えば、「成果で評価する」制度になるわけではなく、単に労働時間規制の適用除外が可能となるだけだ。

出典:育休の取得権利を事前に放棄できる「輝く女性のキャリア制度」が創設されたなら:「定額働かせ放題」再考(上西充子 2015年2月14日)

労働時間規制除外を「時間でなく成果」と誤報する風潮について(渡辺輝人)

政府の労働政策審議会で、労働時間規制のエグゼンプション(除外)制度の実現を求める報告書及びそれに基づく法案作成に向けた「建議」が提出されました。この制度については、政府は「高度プロフェッショナル制度」と呼び、反対する労働組合や弁護士は「残業代ゼロ法案」とか、「過労死促進法案」とか呼んでいて、名称の奪い合いのような形になっています。

出典:労働時間規制除外を「時間でなく成果」と誤報する風潮について(渡辺輝人 2015年2月14日)

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