「公明党=創価学会」という報道は不適切なのか

山本一郎です。同じ一郎仲間の小沢一郎さんの命運が尽きそうで心を痛めております。いやー、つれーわー。

ところで、13年7月21日の参院選の報道に関して、テレビ東京が視聴率民放トップという話題が飛び込んできました。

各局特番の視聴率、民放トップはテレ東(産経ニュース)

それ自体は「そうですか」という話なのですが、その中でおおいに話題となった中身のひとつが公明党に対する質問であります。

【選挙】攻めすぎている池上彰さんまとめ2013【テレビ東京】(NAVER まとめ)

池上彰が公明党と創価学会の関係に鋭いツッコミをして大きな話題に「公明党の応援は創価学会員の宗教活動の功徳を積むことになるの?」(ロケットニュース24)

番組中も、公明党がテレビ東京の会見に応じないという話が出て物議となりました。

【@公明党】党広報がテレビ東京の会見に応じないと揉め出す。 会場は一気に緊張が走る。池上彰さんの件か? お詫び訂正しない限り会見はしないと。(瀬尾) #senkyo954 https

出典:TBSラジオ「参院選スペシャル2013」

このお詫び云々については、”党本部バスの旅”なる番組内企画で信濃町の公明党本部に訪れた池上さんが党に取材拒否・門前払いされた、ということに対して、公明党は「断ったのではなく日曜で対応できないので別の日に」とのことだったので事実と違うという抗議のようです。

それにしても、公明党の支持母体が創価学会であるという話は、周囲に創価学会の活動に熱心な人が一人でもいればどういう事情か分かるでしょうし、それ自体は有名な話ですから、なんでタブーになっているんでしょうね。政教分離の問題や、選挙ごとの創価学会員の住居移転問題、池田大作さんの国会証人喚問に飛び火したくないという背景があるのかもしれませんが、それもまた日本のひとつの政治的情景ということで広く知られていることでもあり、いまさらテレビで質問されて話題になるというのも妙な話だなあとは思います。

ネット選挙の解禁について、公明党があまり積極的でなかったという点については、ネット内で公明党が創価学会批判とリンクされ、誹謗中傷の標的に成りやすい、という懸念があったからだというようにも聞いているんですけど、率直なところ、創価学会が団体を挙げて選挙活動をしている実態はテレビに出ずともよく知られた話です。もしもネットの中でもテレビメディアのように情報の統制が効かせられないからネット選挙は望ましくないのだ、という意見だったとするならば、むしろ公明党をもう少し開かれた政党とし、創価学会以外の支持母体もしっかりと形成しながら普通の政党になっていくのが良いのでは、と第三者的には思ってしまいます。

最近では、創価学会系の出版社が必ずしも創価学会に縁のない知識人もきちんと取り上げ、記事を書かせている状況を見るに、中ではいろんな意見もあるのではないかとは感じますが、日本社会の中では確かに創価学会は大事な機能を担っているのもまた事実で、であるからこそ変なタブーを作る必要ももはやないんじゃないのと思うわけですね。

そして、今回の池上彰さんの公明党の当選候補者へのインタビューや、公明党の選挙実態の短いドキュメントでの内容が関心を集めてしまうという事実そのものが、公明党の生まれ変わりを促しているように感じました。

私はプロテスタントです。