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ビジネスで成功するために「ノリ」でやって良いことと悪いこと

横山信弘経営コラムニスト
仕事で成功するときは「ノリ」も大事。しかし……(写真:アフロ)

どこの世界でも、「ノリがいい人」と「ノリが悪い人」がいます。「ノリがいい人」は、あまり深く考えず、周囲に影響されて意思決定する人のこと。たとえば気持ちが落ち込んでいる時に、職場の飲み会に参加したらみんなが楽しそうにお酒を飲んでいた。それなら、その場の空気、雰囲気に「乗る」ことが大人の対応です。この場合は、「調子に乗る」というより「調子を合わせる」ということ。周囲が楽しそうにやっているので、その調子に合わせられないというのであれば「ノリが悪い人」とレッテルを貼られてもしかたがありません。

遊ぶときや楽しむときだけでなく、仕事の最中でも「ノリ」を大事にすることを私はおススメします。迷ったら「ノリ」でやるのです。ウジウジ考えていることがあったら、

「迷っていてもしょうがない、ここはノリでいこう!」

と自分に言い聞かせるのです。人はどんな意思決定をするときも、何かしらの理由を欲するものです。正しい論拠でなくても、米粒のように小さく些細なものでいいから、自分を正当化するための理由が欲しいのです。その理由を「ノリ」とするのです。

「あのお客様に足を運んでも仕事をとれるかどうかわからない。しかしグダグダ言っててもしょうがない。ポテンシャルがあるのは間違いないのだから、ここはノリでやろう」

「昨日、社長から新しいプロジェクトを託すと言われた。一晩悩んだけど、ノリで決めた。やる」

このように決断理由を「ノリ」にするのです。しかし、当然のことながら「ノリ」で決めていいことと悪いことがあります。それは、

■あとで後悔するだろうことは「ノリ」で決めない

ということです。上司が「朝までカラオケ行くぞ」と言われ、「ノリ」でそれに従ったらあとで後悔した、というのなら「ノリ」で決めるべきではなかったでしょう。「社長に日ごろからの不満をぶつけたい。どうするか悩んだけど、ここはノリでいこう!」と決断し、言いたい放題、社長に言ったらとんでもないことになった、というのであれば、やはり「ノリ」で決めるべきではなかったのです。

「ノリ」の良さは大事ですが、それをやると後悔しそうだなということぐらい分別できないといけません。「ノリ」で決めるべきことは、

■やったほうがいいとわかっているけど、自分にとって少し面倒くさいこと

です。わかっちゃいるけど、なかなかできないこと、と言い換えてもいいでしょう。おそらくそれをやったほうがいいだろうな、あとでやった甲斐があったと思うだろうことを「ノリ」で決めるのです。最近、朝ランニングに出かけていない、今日も行きたくない、どうしようか悩んでいるときは、「ノリ」で行きます。いざ外へ出て走りはじめたら「やっぱりランニングに出かけてよかった!」と思うことでしょう。「ノリで決めてよかった!」と自分の決断を褒めるに違いありません。

上司から、少し困難な目標を言われても「ノリ」で決めるのです。そうすると「できる自信はないけど、やると決めた以上はがんばろう。いろいろな人に助けてもらえれば、できないこともない。決断してスッキリした」という気分になるはずです。

先述したとおり、あとで後悔するようなことは「ノリ」で決めないようにします。あとで「やった甲斐があった」と思えるようなものは「ノリ」で決めるのです。しかし、その分別ができるようになるまでは、いろいろとやってみないことにはわかりません。常識的にわかることならともかく、そうでなければ失敗を繰り返すことです。そうでないと何を「ノリ」で決めていいかどうか、わからないからです。結局は、何事もまずはやってみることですね。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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