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いいことづくめの谷原秀人、3位決定戦でホールインワン達成!

舩越園子ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授
3位決定戦の7番でホールインワンを達成し、観衆の拍手喝采に応える谷原秀人

ゴルフの世界選手権シリーズ、デル・マッチプレー選手権でベスト4へ進出した谷原秀人がホールインワンを達成した。

谷原は最終日の午前に行なわれた準決勝で世界ナンバー1のダスティン・ジョンソン(米国)を相手に大健闘の末、18番で1アップとされ、惜敗した。

午後はビル・ハース(米国)との3位決定戦に臨み、オールスクエアで迎えた7番(パー3、207Y)で谷原がホールインワン。

グリーンをヒットしたボールがカップに吸い寄せられるように転がっていくと、グリーンを取り囲んだ観衆が「ゲットイン!」「ゴーイン!」「入れ!入れ!」と声を上げながら見守った。

ボールがカップの中に沈んだ瞬間、観衆は万歳をしながら「ワー!」と一斉に歓喜の声。ティグラウンドから眺めていた谷原は「やった!」という具合に握った拳を上げ、バッグを担ぐ上村朋弘キャディと喜び合った。

グリーンへ向かって歩く谷原を観衆は拍手喝采で迎え、谷原も手を挙げながら笑顔で祝福の声に応えた。カップの中からボールを拾い上げると、その記念ボールをロープ際の観衆の中にそっと投げ入れた。

マッチプレーゆえ、7番は谷原もハースもまったくパットすることなく、谷原がこのホールを取って1アップへ。2人はそのまま8番へ進んでいった。

今大会で谷原は初日のマッチでマスターズ・チャンプのジョーダン・スピースを負かして大金星を挙げ、決勝トーナメントへ進出。そして、ベスト4進出を決めた時点で目指していた4月のマスターズの出場が確定した。そして最終日の準決勝では敗れたとはいえ、世界一のジョンソンを相手に善戦し、「厳しい戦いだった」と言わしめた。

そして3位決定戦ではホールインワン。

「今週はタニハラのためにある」という声がオースティンCCのあちらこちらで上がっている。

ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て1989年に独立。1993年渡米後、25年間、在米ゴルフジャーナリストとして米ツアー選手と直に接しながら米国ゴルフの魅力を発信。選手のヒューマンな一面を独特の表現で綴る“舩越節”には根強いファンが多い。2019年からは日本が拠点。ゴルフジャーナリストとして多数の連載を持ち、執筆を続ける一方で、テレビ、ラジオ、講演、武蔵丘短期大学客員教授など活動範囲を広げている。ラジオ番組「舩越園子のゴルフコラム」四国放送、栃木放送、新潟放送、ラジオ福島、熊本放送でネット中。GTPA(日本ゴルフトーナメント振興協会)理事。著書訳書多数。

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