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ソニーが世界最大6.4インチ「Xperia」を発表

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト
ソニーが発表した6.4インチの「Xperia Z Ultra」
スマートフォンとタブレットの中間のサイズを狙ったXperia Z Ultra
スマートフォンとタブレットの中間のサイズを狙ったXperia Z Ultra

ソニーモバイルコミュケーションズは、6月25日、上海において今夏投入予定の大型スマートフォン「 Xperia Z Ultra」を発表した。

Xperia Z Ultraは、フルHDで世界最大6.4インチの大型ティスプレイを採用。 薄さも世界最薄の6.5mmに仕上がっている。デザインテイストはXperia Z、Xperia tablet Zに近いものとなっている。

大きさはまさにXperia ZとXperia tablet Zの中間に位置する。ここ最近、スマートフォンより大きく、タブレットよりも小さい「ファブレット(Phablet)」という製品が出始めているが、まさに Xperia Z Ultraは Phabletを代表する機種となりそうだ。

電話として通話も行えるし、大画面でWebや動画の視聴も見やすい。タブレットとしては持ちやすいサイズ感になっており、解像度が1920×1080ピクセルのフルHDということで、映画であれば画面サイズにぴったりの表示で楽しめる。いま、7インチのタブレットが人気だが、それらに負けない迫力で映像を再生することができるのが魅力だ。

また、ディスプレイはソニーの「X-Realty for mobile」という超解像技術を採用することで、画像の失われている画素を復元し、もともとぼやけていたような動画もクッキリとした画質で再生できる。

CPUは最新の2.2GHzのクアルコム製Snapdragon800を採用。NFCを搭載し、防水・防塵性能も備える。

実際に Xperia Z Ultraを持ってみると、大きさの割にとにかく軽く感じ(重さは212グラム)、携帯性に優れている。 Xperia Z Ultraではペン入力に対応し、細いペンを使っての手書きメモもやりやすい。「タブレットとスマートフォンの2台持ち」をしている人であれば、これ1台ですべてのニーズを満たせる作りになっている。

日本での発売が期待されるが、残念ながら、いまのところ日本での展開は「未定」となっている。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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