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ロッテのバレンタイン元監督が駐日米大使に就任?

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
米スポーツ専門サイトで駐日米大使就任の可能性を報じられたバレンタイン氏(写真:ロイター/アフロ)

まさに驚きのニュースだった。米国東部時間の午前1時過ぎに、米スポーツ専門サイトの1つ「スポーティング・ニュース」が、以下のようなニュースをアップしたのだ。

ボビー・バレンタインがドナルド・トランプの大使として日本に戻るかもしれない

記事によると、最初に報じたのはボストンを拠点とするスポーツ専門ラジオ局のWEEIということだ。同局ではバレンタイン氏の大使就任の理由について以下のように説明しているという。

●バレンタイン氏は安倍晋三首相と親交が深く、なおかつ2人ともUSC(南カリフォルニア大)に通った経験があること

●バレンタイン氏は、先日トランプ次期大統領と面会し、米国内への大型投資を約束したソフトバンクの孫正義オーナーと知り合いであること

●日本は2020年の東京五輪で野球競技の復活を目指していること

●先日中小企業庁長官に任命されたと報じられたリンダ・マクマホン氏は、バレンタイン氏がアスレティック・ディレクターを務める大学で理事会メンバーに入っていること

●バレンタイン氏がレンジャーズ監督時代の上司だったトム・シーファー氏は、かつて駐日大使を務めた経験があること

以上の5つだが、こうして並べてみると確かに的外れな指摘ではないようには思える。

WEEIは真偽を確かめるためバレンタイン氏にコンタクトをとったようだが、コメントするのを差し控えたということだ。

果たしてこのニュースの信憑性はどの程度なのか。もうしばらく様子を見守るしかなさそうだ。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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