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【NBA速報】ウォリアーズがキャブズをラリアット葬

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
グリーンからファールを受けて倒れ込むレブロン(1月16日、三尾圭撮影)

Text & Photos by: Kiyoshi Mio

【1月16日、カリフォルニア州オークランド】

昨季のNBAファイナルの再戦となったゴールデンステート・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ戦が、カリフォルニア州オークランドのオラクル・アリーナにて行われ、ウォリアーズが126対91で大勝した。

今季もウォリアーズはウエスタン・カンファレンスで1位、キャバリアーズもイースタン・カンファレンスで1位を独走しており、今年のファイナルも3年連続でウォリアーズ対キャブズと予想する識者は多い。今季はクリスマスの日にクリーブランドで行われた試合は109対108でキャブズが辛勝したが、今夜の対戦ではフィールドゴール成功率50.5%を記録したウォリアーズのシュートが次々に決まり、35得点差で勝利した。

1Qにはステファン・カリーとケビン・デュラントがそれぞれ8得点ずつを上げ、ウォリアーズが15点リード。昨季のファイナルからキャブズに対して4連敗中のウォリアーズは試合開始から全力で襲い掛かった。

ウォリアーズのスティーブ・カー監督は「4連敗を強調され過ぎている。それまではうちが7連勝していたように、バスケットボールには流れがある。昨年1月のクリーブランドでの試合でうちが大勝した直後には、クリーブランドに勝ち目がないと多くの人が語りだしたが、最後に頂点に立ったのは彼らだった」と苦手意識を否定。しかし、キャブズのティロン・ルー監督が「ウォリアーズは崖っぷちに立たされたチームのように必死にプレーしていた」と語ったように、ウォリアーズはティップオフ直後からプレイオフかのような気迫を見せて戦った。

1Qに3ポイントシュートを決めて雄叫びを挙げるカリー(1月16日、三尾圭撮影)
1Qに3ポイントシュートを決めて雄叫びを挙げるカリー(1月16日、三尾圭撮影)

2Q半ばには速攻を狙ってボールを運ぶレブロン・ジェームズに対してドレイモンド・グリーンがラリアット気味にレブロンの胸に腕を叩き込み、レブロンをノックアウト。このラフプレーに両軍の選手がコート中央で睨み合った。

「ファーストブレイクを止めようと思ってファールしたら、彼が倒れたんだ。危険なプレーだとは思わない」とグリーンは振り返ったが、これまでに何度も前科のあるグリーンに対してキャブズの選手たちが詰め寄った。とくにベテランのリチャード・ジェファーソンが激しく抗議すると、グリーンは「俺の目の前から消えろ」と言い放ち、一触即発の事態を生んだ。

グリーンにはフレイグラント・ファール1が宣告されたが、このプレーでホームコートを埋め尽くしたウォリアーズ・ファンのボルテージがもう一段階上がった。このプレー後、レブロンがボールをもつ度に会場内は大きなブーイングに包まれ、グリーンの気合はファンに十分に伝わった。

グリーンからファールを受けて倒れ込むレブロン(1月16日、三尾圭撮影)
グリーンからファールを受けて倒れ込むレブロン(1月16日、三尾圭撮影)
コートに横たわるレブロンと、口論するジェファーソンとグリーン(三尾圭撮影)
コートに横たわるレブロンと、口論するジェファーソンとグリーン(三尾圭撮影)

グリーンがフレイグラント・ファール1を宣告された時点でウォリアーズは17点のリードを奪っていたが、クリスマスの試合では4Qに14点差をひっくり返されての大逆転負けを喫しているだけに、このプレーの後も攻撃の手を緩めることなく最終的にはリードを35点差まっで広げた。

グリーンは11得点、13リバウンド、11アシストでトリプルダブルを記録。カリーは20得点、11アシスト、デュラントが21得点、クレイ・トンプソンはチーム最多となる26得点を記録した。

敗れたキャバリアーズはレブロンが20得点、8リバウンド、カイリー・アービングが17得点。

チームリバウンド数は58本対35本、アシスト数も37対11でウォリアーズが圧倒。

今季はレギュラーシーズンで両チームの対戦はもう無く、この2チームが今季再び戦うのは両チームがファイナルまで勝ち進んだ場合のみとなる。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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