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台風18号発生 今週中に本州接近へ 上陸のおそれも

増田雅昭気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風18号の進路予想図。

7日朝、台風18号が日本の南で発生しました。今後は北上を続け、今週なかば以降に本州へ接近し、上陸のおそれもあります。また、東海上からは、台風17号も近づいています。

接近まで時間がない台風

発生から1週間以上たって日本に接近する台風も珍しくありませんが、今回の台風18号は、発生から接近まで日があまりありません。

早ければ、今週水曜(9日)か木曜(10日)にも、本州へ接近するおそれがあります。

秋雨前線と組み合わさって大雨

台風18号は、広範囲を暴風雨に巻き込むほどの強さ、大きさはありません。ただ、雨に関しては、危険な台風です。

原因は、本州付近にある秋雨前線です。台風周辺の大量の水蒸気が流れ込んで、台風が接近する前から大雨の恐れも。8月後半以降、各地で雨量が多くなっていることを考えると、土砂災害危険箇所にお住まいの方などは、いっそうの警戒が必要となりそうです。

爪あとを多く残している「18号」

18番は野球でエースナンバーと言われますが、台風も18号は、迎え撃つ側からすると非常に嫌な相手です。

2000年代だけでも、上陸が4回。昨年・一昨年と2年連続で上陸しています。

昨年の18号は横浜などで土砂災害による犠牲者が出ており、一昨年の18号は京都・滋賀・福井に初めて大雨の特別警報が発表。2009年の18号は、茨城・千葉の複数か所で竜巻被害がありました。

18号が発生するのは概ね秋。大雨や竜巻が多くなる時期です。今回の18号も、上陸の有無にかかわらず警戒が怠れません。

17号は海への影響大

台風17号の進路予想図。
台風17号の進路予想図。

一方、元ハリケーンの台風17号は、日本の東海上でカーブし、陸から離れて北上しそうです。ただ、千葉・茨城~北海道を中心に、太平洋側には今週なかば以降、警報級の高波が押し寄せるおそれがあります。

過去の似た台風では、海水が陸に流れ込んで避難勧告も一部で出ています。海上・海岸では要警戒の台風です。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業への予報やアドバイザーも長年担当し、甲子園での高校野球の大会本部気象担当を務めたこともある。災害から身を守る気象情報の使い方など講演も行うほか、Twitterで気象情報を毎日発信。著書に『TEN-DOKU クイズで読み解く天気図(ベレ出版)』がある。1977年滋賀県甲賀市生まれ。

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