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矢口真里さんと中村昌也さんが結婚生活で犯していた大間違い

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

タレントの矢口真里さんと俳優の中村昌也さんが離婚

タレントの矢口真里さん(30)と俳優の中村昌也さん(27)が5月30日、離婚届されたそうです。

2010年初めに共通の知人を通して出会い、11年5月22日に婚姻届を提出。

身長差47.5センチの“凸凹夫婦”として話題になりましたね。

今月、週刊誌が矢口さんの不倫疑惑を報道。

週刊誌によると、2月に矢口さんが、男女数人で食事をした後、その中の若手モデルを自宅マンションに連れ帰り不倫をしていたところ、仕事を予定より早く終えて帰宅した中村さんと鉢合わせになったというのです。

これが引き金となったのか、2年の結婚生活にピリオドが打たれることになりました。

稼ぐ妻と、妻より稼ぎが少ない夫・・・世間でも稼ぐ女が増えている

身長だけでなく、収入面でも格差があるといわれていたご夫婦でした。

矢口さんは元モーニング娘で、知名度も番組などの露出もとても多かったです。

一方の中村さんは、若手の俳優さんで、露出も少ない。

5月19日放送のテレビ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で中村さんは収入について、「ウチはもう格差止まらないですから。がんばってるんですけど、(矢口さんも)どんどん上がっているんで」と答えていました。

実は私のところに結婚相談に来られる女性の中にも、とても年収の高い方も、ちらほらいらっしゃいます。

女性も仕事を頑張っていて、男性以上に稼げる時代になっています。

そして、稼いでいる女性は、

「私くらいは稼いでほしいですね」

と、男性に自分と同程度以上の収入を求めることが多いです。

尊敬できる条件として、収入はとてもわかりやすいものだからでしょう。

でも、考えてみてください。

稼ぐ自分も忙しいですが、自分と同程度に稼いでいる男性も、働き盛りでとっても忙しいことが多いんです。

結婚当初はいいですが、子どもが生まれた後はどうしますか?

子どもの急な病気や子どものイベントなどのとき、「どちらも仕事で手が離せない」なんてことになりかねませんよね。

学校の個人面談もシッターさん任せ、でもいいのですか?

離婚原因は「収入負担」と「家事負担」のバランスの悪さ

人のご縁をつなぐ仲人士として、矢口さんと中村さんの離婚理由を考えてみました。

この2人は「収入負担」と「家事負担」のバランスが悪かったように考えられます。

(離婚原因の1つではないかと思っています)

生活費を同額にするのなら、家事も折半にするか、家事のプロを雇って100%任せるべきでした。

(もし雇っていたのなら、ごめんなさい)

家庭内には「稼げる人」と、「稼ぎは配偶者以下の人」がいた場合、稼げる人はお金を家計に多く入れることで家庭に貢献し、稼ぎが少ない人は家の仕事をより多くすることで家庭に貢献するべきでした。

これが家庭内円満の秘訣です。互いに、負担・負荷という面で、釣りあいが取れているからです。

稼ぐ女・矢口さんが、まだ稼ぎが少ない若い中村さんと結婚したのは、間違っていなかったと思います。

ただ1つ、矢口さんと中村さんが間違っていたのは、生活費を折半していたことです。

稼げる矢口さんがより多くお金を家計に出し、中村さんが家のことを多く負担する。

そうすれば、中村さんが前出の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で「家事をしない」「クロゼットは嫁の服ばかり」と矢口さんへの愚痴を言うこともなかったでしょう。

「稼ぐ=主」だとしても、「稼ぐ=偉い」ではない

女性が社会で男性並または男性以上に稼ぐようになったので、夫婦が円満でいるためには、男性も家事への参画意識を変えるべきですね。

ともに仕事をする夫婦が円満でいる秘訣をまとめると・・・

・稼ぎに差があるのなら、稼ぐほうが主として配偶者より多くお金を入れるべき。

・生活費を同額にするのなら、家事も折半にするか、家事のプロを雇うべき。

・互いに「自分のできない面を補ってくれている」と、相手に感謝と敬愛の気持ちを持つべき。

勘違いしないでほしいのですが、稼ぐ人が主といっても、稼ぐから偉いというわけでは、決してありません。

夫婦は支えあい、補いあって、家族という小さな集団を運営していくのです。

お金を稼ぐことも、家の仕事をすることも、夫婦にとって、どちらも大事なこと。

夫婦としてどちらかに負担がかかりすぎないようにバランスをとりつつ、配偶者がやってくれていることを感謝し、敬うことが必要なのです。

5月26日放送のテレビ番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、女装家のミッツ・マングローブさんは「矢口さんには、たぶん、“私の家、私が家の主だ”という男性的意識がすごいあったのでは」とコメントしたそうですが・・・

そうかもしれませんね。

稼いでいるから、自分が主だからって、配偶者をないがしろにする、ましてや不倫するなどといった行為があったとしたら、人として許されることではありません。

(矢口さんが不倫をしたか否かは、私にはわかりません)

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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