BMWがいよいよスモールスポーツクラスに参入!『EICMA』ミラノショー【BMW編】
水冷単気筒313cc、後方排気エンジンのスモールファイター
■G 310 R
BMWの目玉は何といっても先頃発表になったミドルスポーツネイキッド、G310Rだろう。BMWのロードスポーツモデルとしては新手の小排気量クラスで、水冷単気筒313ccエンジンから最高出力は25Kw(34ps)を発揮。エンジンのシリンダーを通常とは逆に後傾させつつ、シリンダーヘッドを前後180°回転させることで後方排気としている点が最大のポイントだ。これにより、重心位置をより低くフロントホイール寄りに移動させて前輪荷重を稼ぐとともにショートホイールベース化も実現。スタイリングも直4スポーツネイキッドS 1000 Rの流れを汲むアグレッシブな印象だ。
シャーシはスチール鋼管フレームとアルミダイキャスト製スイングアームの組み合わせ。サスペンションは前後にφ41mm倒立フォークとプリロード調整式モノショックを採用。ブレーキはフロントに対向4ポッドラジアルマウントキャリパーにABS標準装備とするなど充実した足回りを誇る。単気筒ならではのスリムさと158.5kgのライトウエイトを生かして、俊敏な走りを見せつけてくれるはずだ。