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BMWがいよいよスモールスポーツクラスに参入!『EICMA』ミラノショー【BMW編】

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
BMW「G 310 R」

水冷単気筒313cc、後方排気エンジンのスモールファイター

■G 310 R

BMWの目玉は何といっても先頃発表になったミドルスポーツネイキッド、G310Rだろう。BMWのロードスポーツモデルとしては新手の小排気量クラスで、水冷単気筒313ccエンジンから最高出力は25Kw(34ps)を発揮。エンジンのシリンダーを通常とは逆に後傾させつつ、シリンダーヘッドを前後180°回転させることで後方排気としている点が最大のポイントだ。これにより、重心位置をより低くフロントホイール寄りに移動させて前輪荷重を稼ぐとともにショートホイールベース化も実現。スタイリングも直4スポーツネイキッドS 1000 Rの流れを汲むアグレッシブな印象だ。

G 310 R
G 310 R

シャーシはスチール鋼管フレームとアルミダイキャスト製スイングアームの組み合わせ。サスペンションは前後にφ41mm倒立フォークとプリロード調整式モノショックを採用。ブレーキはフロントに対向4ポッドラジアルマウントキャリパーにABS標準装備とするなど充実した足回りを誇る。単気筒ならではのスリムさと158.5kgのライトウエイトを生かして、俊敏な走りを見せつけてくれるはずだ。

G 310 R
G 310 R

出典:Webikeバイクニュース

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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