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超絶美女優の結婚でロス現象も!! 特別感がわかる“○○界のキム・テヒ”とは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真:Kenya Chiba/アフロ)

歌手Rainと女優キム・テヒが結婚した。久しぶりの大物同士の結婚で、日本のヤフーニュースの主要トピックスでも取り上げられていたが、2人の結婚は長年交際してきたこともあって韓国では好意的に受け取られているようだ。

「歴代級のトップスターカップルを祝福します!」「一生お幸せに!」「とても素晴らしいカップル、すでに夫婦みたい」といった書き込みが目立つ。ただ男性ファンのなかには、「ついにキム・テヒも結婚か」「また一人、僕らから女優を奪った泥棒が増えたな」と、どこか寂しさを隠せない人たちも。

というのも、キム・テヒはデビュー当時から現在にいたるまで、誰もが認める美女の“韓国代表”といえる存在だからだ。筆者も撮影現場やとあるドラマ・イベントでキム・テヒと直接言葉を交わしたことがあるが、その美しさは芸能人のなかでも際立っていたし、人柄の良さには好感を持った。

その証拠に韓国では、美女を表現するときに“○○界のキム・テヒ”と修飾語のように彼女の名前が使われる。実例を挙げてみよう。

例えば、日本で活躍するイ・ボミや、ゴルフ界の“超絶セクシークイーン”アン・シネなど美女プレイヤーが多いことで知られる韓国ゴルフ界にも“キム・テヒ”がいる。パク・キョルがその人だ。

パク・キョルは2014年に行われた仁川アジア競技大会のゴルフ女子個人で金メダルに輝き、その実績を引っ下げて2015年に韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーデビューした。

すると、その美貌に注目が集まり、「パク・キョルはゴルフ界のキム・テヒ? その異名がもったいなくない美貌に“視線が集中”」(『朝鮮Biz』)と報じるメディアもあったほどだ。

(参考記事:韓国女子ゴルフ界が注目!! パク・キョルに、ニューヒロイン誕生の予感

実際に、実力と美貌を兼ね備えた女子ゴルファーだけが選ばれる“KLPGA広報モデル”にも選ばれており、パク・キョルは韓国女子ゴルフを代表する人気選手になっている。

テレビで男性の注目を集める女子アナウンサーにも“キム・テヒ”がいる。KBSNスポーツの女子アナ、イ・ヒャンだ。

“野球女神”とも呼ばれるイ・ヒャンは、人気バラエティ番組『1泊2日』などにも登場する人気女子アナ。最近は野球だけでなく、女子アナとしては韓国で歴代2人目となるバレーボール専門アナウンサーとしても活躍しており、その可憐な姿でファンを魅了している。

(参考記事:写真14連発!! “アナウンサー界のキム・テヒ”、ピュアで可憐なイ・ヒャン

本当に探せばいくらでも出てくるほどで、美女とは縁のなさそうな教育界にも“キム・テヒ”が。「歴史講師界のキム・テヒ、あまりにかわいくて学生たちは“講義に集中できない”」(『世界日報』)などと報じられたイ・ダジだ。

教育番組専門チャンネルEBSで韓国史を教えている彼女は、芸能人ではないだけに経歴もはっきりしなかった。それが火をつけたのか、ネットを中心に詳しい情報が次々と集まっていった。

美貌だけでなく、「歴史をストーリーチックに教えてくれてわかりやすい」「キーワードが明確でスイスイ頭に入ってくる」と評判だったという。一時は会員数が6万人にもなる非公式ファンクラブまで設立されたというのだから、驚いてしまう。

(参考記事:教育界のキム・テヒ!! 韓国で大きな話題を呼んだ“美しすぎるレキジョ講師”

他にも「女芸人界のキム・テヒ」とされるキム・ジミンなどがいるのだが、笑ってしまうのは、女性だけでなく「チャ・ウンウ、男性アイドル界のキム・テヒと呼ばれる少年」(『OSEN』)と、イケメン男性にも彼女の名前がつけられていることだ。それほどキム・テヒの存在感はものすごいのだろう。

それだけに、ショックを隠せない男性ファンも多いわけだが、Rainとキム・テヒの交際は5年と長い。コアな韓流ファンであれば、兵役中のRainとキム・テヒの熱愛スキャンダルが事の発端となり、多くの韓流スターが兵役に利用してきた「芸能兵制度」が廃止されたことも思い返されるかもしれない。

いずれにせよ、キム・テヒ“ロス”が続く韓国人男性も少なくなさそうだが、今はビッグカップル誕生を心から祝福したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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