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流出した『iPhone 7』のプロトタイプ2種の比較動画が公開される

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
公開されたプロトタイプの比較動画。YouTubeより筆者キャプチャ

今年1月と3月に流出した『iPhone 7(次期iPhone)』の2種類のプロトタイプを、3Dモデルに書き起こしたうえでそれぞれを比較している動画が公開されました。

公開したのはフランスのニュースメディア『nowhereelse.fr』で、現行の『iPhone 6s』から『iPhone 7』へどう変化しつつあるのかがよく分かる内容になっています。

iPhone 7: Des fuites contradictoires en video

動画のチェックポイント

iPhone 7での一番大きな変化は、筐体下部のスピーカー部分です。

iPhone 6sにはイヤホンジャックとスピーカーがありましたが、1月のプロトタイプではイヤホンジャックがなくなり、代わりにステレオスピーカーになりました。

上からiPhone 6s、iPhone 7(1月)、iPhone 7(3月)
上からiPhone 6s、iPhone 7(1月)、iPhone 7(3月)

しかし、3月にリークされたプロトタイプでは再びスピーカーは1つになり、代わりにマイクが搭載されています。

サイズは変化なし

これまでのiPhoneは「s」の次バージョンは大きくデザインが変わっていましたが、iPhone 7ではサイズもデザインも大きくは変わらないとみられています。

本体サイズはiPhone 6sと同じ
本体サイズはiPhone 6sと同じ

一時的に1月のプロトタイプでは下部の厚みが0.05mm増えましたが、こちらも3月のモデルでは再び元に戻っています。

厚みも変わらない
厚みも変わらない

iSightレンズの大型化はほぼ確定か

もうひとつの大きな特徴はiSightレンズです。画素数は1,200万画素のままとも2,100万画素になるとも言われていますが、レンズが大型化するのはほぼ確定路線のようです。

6sに比べて背面カメラが大きい
6sに比べて背面カメラが大きい

レンズが大型化すればそれだけ光を多く取り込むことができ、暗い場所でも綺麗な写真が撮れるようになります。

そのほか動画では確認できませんが、アンテナの役割を果たしているDラインが消えるという情報もあります(あくまで噂です)。どうなるかは発表されてからでないと分かりませんが、3月のモデルから大きく変わることはそうはないと思います。

iPhone 7、その発表まで首を長くして待ちましょう。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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