48歳のチャンピオン
フロイド・メイウェザー・ジュニアやマニー・パッキャオ。その少し前なら、オスカー・デラホーヤ、フェリックス・トリニダードらが台頭するまで、Pound For Poundとは、彼の為にある称号だった。
ロイ・ジョーンズ・ジュニア
ミドル級だったジョーンズは、一度、不可解な失格負けを告げられながらも15年間連勝を重ね、最重量級のタイトルまで獲得する。強過ぎてモチベーションを保てない男でもあった。
ジョーンズはこの1月に48歳となった(因みに私と同い歳である)。2009年~11年には3連敗を喫し、ダメージが心配された。
そんな彼が2月17日に、8回TKO勝ちでWBFクルーザ級タイトルを獲得した。コアなボクシングファンでもWBFって何? と首を傾げる団体であろう。
無論、全盛期の動きとは比較出来る筈も無い。でも、楽しそうにファイトするロイ・ジョーンズ・ジュニアの姿を見て、いい歳のとり方をしているな、と思った。
好きなことをして生きられるなら、人間、それが一番なのだ。