都内でも花粉急増、一気に猛烈飛散へ
一気に猛烈な飛散、夜中も要注意
下の図は、東京都健康安全研究センターが発表している東京都内の花粉の飛散状況です。
1時間毎にほぼリアルタイムで花粉の飛散数が分かるものですが、昨日(2月24日)の午後から花粉が急増し、特に夕方以降は今春はじめて都内一面が赤やオレンジ色で埋め尽くされました(24日18時)。またその後も夜遅くにかけて同じような状態が続き、きょう明け方になっても多摩地方では非常に多くの花粉が観測されていました。
自動計測器で観測された八王子市の2月24日の花粉数は以下の通りとなっています。
1日で1立方メートルあたり9000個以上の主にスギ花粉が飛んだと思われ、いきなりの極めて多い、猛烈な飛散へと一気にジャンプアップしたような状態となりました。
一般に花粉の観測数はダーラム法といって、1日に1平方センチメートルあたり何個飛んだかという方法で示されますが、上記の数値を換算すると大体10分の1~20分の1程度になることが多く、実際にはダーラム法で500個~1000個程度は飛んでいた可能性があります。
このダーラム法では50個以上で非常に多い飛散、100個以上で極めて多い飛散(猛烈な飛散)と定義されていますので、まさにいきなりの爆発的な飛散となったようです。
データを見る限り、八王子(多摩地方)以外の品川などでも、いきなりの猛烈飛散となった可能性があります。
このあたりの実測数はデータが入り次第、東京都から発表されます。
今春の花粉は都内でも昨春の約2倍程度の量が飛ぶと予想されていましたが、まさにそれを裏付けるようないきなりの猛烈飛散となりました。今後は晴れた日、暖かい日、風の強い日などは特に要注意ですが、一般に花粉が少なくなると言われる夜中でも気温が高かったり、風が強かったりすれば、時間に関係なく、猛烈な飛散となることがあります。
十分にご注意下さい。