台風7号発生。今週後半、日本列島に接近し、上陸の恐れ。
台風7号が発生、今週後半に日本列島へ
けさ(14日)3時に、小笠原の南海上で台風7号が発生しました。
今後は発達しながら北上し、15日(月)~17日(水)頃にかけて、強い勢力で小笠原付近を北上する見込みです。その後、18日(木)~19日(金)にかけて日本付近に接近し、上陸する恐れもあるコース予想です。
通常、今の時期は夏の高気圧が日本付近を覆っていることが多く、台風は日本付近を避けるように進むことが多いものですが、今週は日本付近で夏の高気圧が弱まり、台風の通り道が出来てしまうため、台風7号はまっすぐに日本列島を目指す計算となっているのです。
ただ、18日(木)~19日(金)にかけての予報円の直径は約1000キロと大きく、まだいつどこを台風が北上していくのかには大きなぶれがあります。
今の予報円の真ん中を進めば、関東や東海を中心に大荒れとなり、首都圏が暴風や大雨などに見舞われる恐れがあります。
ただ西側を進めば、四国付近を指向し、東側を進めば、東海上を北上する可能性もある予報円となっています。また早めに北上すれば、17日(水)午後にも本州へ近づくことも考えられます。
さらに今週は北から雨雲の帯が南下し、これに台風の暖湿気が加わると、台風がまだ南の海上に離れている状態でも本州付近で大雨が始まる可能性があります。
台風のコースによっては、今週後半、空の便など交通機関に大きな影響が出る恐れもありますので、最新の台風情報に十分ご注意下さい。
台風6号はあす15日午前中に北海道東部へ
一方、日本の東を北上している台風6号はあす15日の午前中に北海道の東部をかすめるように北上し、その後、オホーツク海で温帯低気圧に変わる予想です。
根室や釧路、網走などでは、今夜遅くからあすの昼頃にかけて、強風(暴風)を伴った激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。