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台風7号の北上早まる。17日(水)頃には関東付近へ接近か。

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風7号の丸い雲が北上中。(14日22時。気象庁HPより)

早めに北上。17日(水)頃には関東付近へ到達か。

台風7号は足早に関東~北日本へ進む予想。(14日21時現在)
台風7号は足早に関東~北日本へ進む予想。(14日21時現在)

台風の最新情報(気象庁)

台風7号は当初の予想よりも1日~2日程度早めに北上し、やや東寄りの進路をとる予想に変わってきています。

これは日本の東海上から張り出す高気圧の時計回りの風と日本海へ下りてくる偏西風帯の反時計回りの風がちょうど関東~北日本付近で合流するような形となるため、台風7号はこの上空の風に流されるように足早に関東付近から北日本方面へ進む予想で固まってきたためです。

台風の北上が早まった分、早めに海水温のやや低い所へ進んでくるため、当初予想されたような強い台風へは発達しない見込みですが、暴風域を伴いながら北上してくるため、関東~北日本の太平洋側では暴風や大雨の恐れがあります。

現在の予想通りに台風が北上する場合、関東で最も雨や風が強まるのは17日(水)の明け方~昼前にかけてと予想され、大荒れの天気が朝の通勤時間帯を直撃する恐れもあります。

台風がさらに早く北上してくる可能性もありますので、最新の台風情報にご注意下さい。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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